copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

四肢麻痺の方、パーキンソン病の方が本のページをめくって読書できるアイテムの組み合わせ

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グッズレビューの日です
今日紹介したいのはプリズムメガネです
とりたてて高いものではありません

私にとっては、その使い勝手が有難いものです。
目は眼球が向いている方向しか見ることのできない機能ですよね
でも、鏡の反射を使えば、眼球の方向が向かないところまで見ることができます。
このプリズムメガネは
 視線の角度を変えることができます。
そこまでしてなぜ視線の角度を変えたいかといいますと、
自分で視線を変えられない方が本を読むことができるようになります。
例えば、四肢麻痺で手が動かないので、本が持てない方
頚椎損傷で首から下が動かせない方は
基本的に本を読むことができません。

しかし、寝たままで本を読むことが、
ある種のグッズとIPadのアプリなどを活用することで
可能になります。
 
音声はこちらから↓
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こういう関心を持っているのも、私がパーキンソン病の父の介護をしているからに他なりません。
ご存知の様にパーキンソン病は脳から末端への神経伝達が上手くいかなくなる症状で有名です。
初期症状では、握っているもの、持っているはずのものを落としてしまったり、
すくみ足といって、歩こうと思っていても、最初の一歩がなかなか出なかったり
当たり前にできていたことが、できなくなります。
考えれば考えるほど、緊張して余計にできなくなります。
私の父は、自分の手で本のページをめくることが出来なくなりました。

読書を愛好している父にとっては、どんなにか歯がゆく、悲しい思いでいるかと思うと、
いてもたってもいられず、ページをめくる機械をレンタルできないかと思って、いろいろな福祉用品をケアマネージャーと相談して物色していました。
確かに筋ジストロフィーの方や、四肢麻痺の方向けにボタン一つでページをめくる機械はあるのですが、
お値段が20マン前後であるのと、
最初の本の固定などの設定が難しいのと
本が痛むのと
結局は家族が同席していないと自由に本を読むこともできず、
 家族に気兼ねしてしまう姿はとても寂しそうでした。

口に棒状のものを加えて、IPadでページをめくるのも、首が疲れてきたり、筋肉が固縮してしまい、
 首の回転が上手くいかないパーキンソン病では現実的ではありません

諦めていたところ、最近インターネットで検索して、何か改善策がないかなと「寝たきり」というキーワードから
介護レビューのブログなどを幾つか読んでいて
発見したページに書いてありましたので、ご紹介します。

それは手が不自由な人でも本のページをめくることが出来るIPad活用法というタイトルです。
アイディアは、頚椎損傷で首から下が動かないお父さんをお持ちの方の投稿でした。
声で本のページをめくる仕組みについてです。

必要なものは、ComicGlassというアプリとピンマイクと、プリズムメガネです
まず、ComicGlassのアプリケーションをインストールして、
設定からComicGlassの音声認識をonにします。

ピンマイクを口元に固定できるようにして、発生してもらいます。
すると、クリックの代わりに音声でページをめくることができます。
アッッッでもオッッでも認識してくれます。
本はスキャナーでファイル化して取り込んでおく必要はありますが、
常時つきっきりの手間に比べたら、これくらいは大丈夫です。
ScanSnap sv600はスキャナーとしては
本を開いたままページをpdfとして取り込むことができるタイプらしく
本を痛めたくない方、切断したくない方はおすすめです。

そして最後に上を見上げるしかない寝たきりの方でも、そのままの姿勢で本が読める工夫としてプリズムメガネを使います。
これは90度下を見ることができるアイテムです。
アイディアを駆使してここまでの成果をだされた方が情報を公開してくださって
本当にありがたかったです。
その方の記事はこちらです
https://ideanews.jp/archives/4303

目的のために、できることを組み合わせて、
一ミリでも現状をよくしていこうという心が
もっと自然な形で日常に溢れていれば、迷い、困っている人にとってどんなに心強いでしょう。
そんな皆が学び合うコミュニティーが、今後とももっと増えて欲しいです。
 

https://naturalsuccess.jp/XBuddha/gold/special/#FslA4T


今日もお読みいただきありがとうございます。