copywriter-住職’s blog

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少子化対策よりも、廃墟の山にさせないことが大事

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少子化対策はもう時間がない
ということがわかる本です
 
2020年
女性の2人に1人が50歳以上になるそうです
 
2040年初頭には日本の高齢者は35・3パーセント
認知症患者は953万人になると
書いている本が売れています
 
未来の年表という本です
河合雅史さんが産経新聞のデータを分析し
時系列に沿ってリアルにシミュレーションした内容が生々しいんですね
 
現状維持のために必要なことを対策するような
少子化対策は間に合わないので、
別の問題を対策することの優先度が高い
ということを教えてくれます
 
ですから、まず最初に若い女性にガミガミいうのをやめましょう
 
漠然とした未来の不安を具体的に描写する事で、
この先の市場がどのような変化をしていくのか
心構えをすべきか考えさせてくれます
 
日本が直面する問題は
若年層が背負わせられる法規的問題こそが
本当の危機です
 
人口がもともと多い国だから減っても大丈夫
という単なる人口減という楽観視はできないんですね
 
即座に解決しなければならない課題と、
長期的に取り組んでいくべき課題とが混ざり合っていることが問題を複雑にしている
ということを整理して見せてくれます
 
現在の中学・高校生や大学生が2042年には30代後半になっています
 
自分自身が慌てないために
そして、イタズラに危機感を煽るような言説に
影響を受けないように心づもりをしておきたいものです
 
現状を認識することと
小さくとも輝ける国になるための方策を
10に分けて書いています
政府が進める外国人労働者、AI,女性、高齢者という4つのカードは
切り札にならないようです
 
高齢者というレッテル貼りをやめること
24時間何々するという時間の使い方や営業形態をやめる
居住区と非居住区を分けて交通などを合理化する
国際分業を受け入れる
 
などなど
廃墟にさせなければいいのです
 
生活空間と心が廃墟にならないように配慮するのです
 
行政に期待すべきこともありますが
まずはどういう形になっておけば
自分の問題は解決するのかを
先立つ社会変化から俯瞰してみることができます
 
ご自分に合った
新しい生き方を作るシンプルな学びを見つけてください
唯一これっていうものはないと思います
 
 
以下、著作から引用です
ご参考までに
 
・2020年
女性の2人に1人が50歳以上に。

・2021年
団塊ジュニアが50代に突入し、介護離職が大量発生する。

・2022年
ひとり暮らし社会の本格化。独居世帯は3分の1になる。

・2023年
企業の人件費がピークとなり経営を苦しめる。
労働力人口が5年で300万人減り、団塊ジュニアが高賃金をもらう50代に突入。

・2024年
3人に1人が65歳以上の超高齢化社会へ。
国民の6人に1人が75歳以上、毎年の死亡者は出生数の2倍。

・2025年
ついに東京都も人口減少に。東京でも4人に1人が高齢者に。

・2026年
認知症患者が700万人規模に。

・2027年
輸血用血液が不足する。

・2030年
百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える。
生産年齢人口が極端に減り、全国都道府県の80%が生産力不足に陥る。
 
今日もお読みいただき有難うございます