進んだ人達は、ゴキブリをお手本にしている
進んだ人達は、ゴキブリをお手本にしている
家の中を掃除しないでいると起きることがあります
チーズの欠片があちこちに落ちています
チョコレートやパンくずがテーブルやキッチンに転がっています
するとゴキブリさんをはじめとして、細菌も運搬され
腐敗も加速してますます虫が増殖します
増殖したら、徒党を組んで、
今度はちゃんとパッケージしてある砂糖袋に穴を開けて
そこを拠点にしやがります
気がつかないうちに落としていた
一つ一つの食べ物のかけらがプラットフォームになって
家の中が虫だらけになっていた経験はありますか
いつの間にか増えているのは
ゴキブリとかネズミとかカラスとかです
増殖スピードが何か違います
水面下で地道に準備されていた環境条件が
表面に出てきてもっと繁殖条件のいいものを見つけて
次から次へと群がって、増殖して
僕たちの体感している速度よりも早く増えている感じがします
レイ・カーツワイルさんは
人間の直感で感じ取れることは線的(リニア)であるのに対して
といいました
僕たちの増殖に対しての常識を打ち破ることが
技術世界で今起こっていることを理解する条件ですよ
と教えてくれるのが
エクスポネンシャル思考です
順番になだらかな曲線を描いて増えていくイメージではなくて
ある点を境にして、数十倍、数百倍とか飛躍的にブレイクするイメージです
アインシュタインさんは
人類の最大の発明は複利であるといいましたが、
この複利も指数関数、つまりエクスポネンシャルです
例えば
1000万円を10分3割の複利で借りたら
92分後には
1000万円×1.3^10=1億3785万8492円になっています
パチンコ台を攻略するシーンで出てきますが
計算式から結果を予測することが
直感レベルでは難しいのが
この指数関数的変化
エクスポネンシャルです
トレンドに乗ることも
エクスポネンシャルに繋がります
例えば、メガトレンドを2つ、仙人さんはVRとドローンを例に出しましたが、
これに何かのアイデアを組み合わせるだけで、
自然と市場が出来てしまって、それが当たり前になるような
いきなりどーんと成長するトリガーが引かれます
ピーター・ディアマンデスさんは
市場におけるエクスポネンシャル的変化を果たすための条件を
6つのDで説明しました
Digitized(デジタル化)
Deceptive(潜行)
Disruptive(破壊)
Demonetize(非収益化)
Dematerialize(非物質化)
Democratize(大衆化)
潜行とは気づかれないことです
喩えは悪いですが
誰にも気づかれない状況でコツコツとコロニーを作っているゴキブリが
一旦認知されたら一気に人びとにとっての現実
ある社会にとっての現実を書き換えてしまう
そんな未来が
ゴキブリが増えてしまった後で
清く正しい生活をしても
もう遅いのです
半導体の集積度は18から24ヶ月で2倍になる
という経験則を体験してから
その通りの成長を続けてきています
デジタル化されて均質化されたものならば
自然数的変化を受け入れます
時間と認知と普及しやすさを経て
大衆化された時に
エクスポネンシャルな成長を遂げるか
を事前に予測した企業戦略を
エクスポネンシャル思考と言います
そのためには
BIトライアングルは有効です
会社や組織の枠組みは
外部資源を活用するだけの軽い組織にしておきます
企業の存在意義は、外の世界から学びを得ることで、より早く規模の大きな学びを得ること
になります
まず俯瞰してみることで
ゴキブリに家を追い出されない様な準備をしておきたいですね
今日もお読みいただき有難うございます