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クロード・ホプキンスさんがシュリッツビールの広告を担当した時のことです。
売り上げを向上させるための広告文を書くためのホプキンスさんはビール工場に 取材に出かけました
そこで、彼が目にしたのは実際的なビール作りのテクニックでした。
ビールを仕込むための水を確保するために地下深層4000メートルから汲み上げている手間や
ビールを注入する瓶を蒸気で4回も煮沸洗浄している製造過程を目の当たりにしたのです。
手間をかけることを惜しまない職人達の姿を含めて、言葉を選びました。
「生きた蒸気で洗われたビール」
「清潔なビール」
というキャッチコピーは
当時の強豪他社と比べて、なんの特色もなかったシュリッツビールを
わずか三ヶ月で州で5番目程度のポジションから全米1位の売り上げを出すまでに
成長させたのです。
それはどのビール会社でもやっていた、現場では当たり前のことでした。
製造方法をアピールすることに、意味を感じなかったのですね。
しかし、ホプキンスさんが製造工程を広告で臨場感たっぷりに伝え、
それまで味や濃度、材料の純粋さで勝負しようとしていたビール広告に対して
一転して
製法へのこだわり、清潔さ、近代的、公衆衛生などの概念を盛り込みました。
既に使い古されていた言葉や狭い戦場を捨てて、新たな価値観を提示して
大衆に広く認知させることに成功したのです。
7回熟読するまでは、広告を扱ってはいけないとまで言われた、
ホプキンスさんの著書にはこう書かれています。
通販広告のスペースは、無駄なく利用されている。
文字も小さな文字が利用されている。
通常に印刷物よりも小さいのが普通だ。無駄なスペースはどこにもない。
これは大きな文字が利益を生まないことを示している。
通販広告には無駄な文言もない。自慢話もない。意味のないおしゃべりもなければ、楽しませようという企図もない。娯楽要素も皆無なのである。
通販広告にはクーポンがついていることが多い。
興味を持った客に何らかの行動を起こしてもらうためだ。
通販広告の広告主は、人間が忘れっぽい生き物であることを知っている。
読み手は、何か他の面白い記事などを見つけて夢中になっているかもしれない。
もしくは、広告と接触後、夢中になるかもしれない。
目を留め、何かをしようと思った人の大半は5分でその決定を忘れてしまうのだ。
通販広告には常に的を得たイラストが利用される。
イラストはそれ自体がセールスマンだ。
通販広告に学ぶべき点が多いことを知るべきである。
彼は新鮮な目で発見したんですね。
多くの人が気づいていないことを気づいたのです。
「人間が忘れっぽい生き物であることを知っている」
この言葉がとても重要ですね。
広告の世界やコピーライティングには様々な側面があり、
人間の心理を研究した挙句に打ち出されたテクニックが数多くあります
その中でも、今後通用するものは何かを考えたときに
コピーライティングによって人間は発見されるという価値
が指摘できます。
AIよりも「発見する」ということだと考えます。
便利さや価値を発見して、
そのフレームに従って人間はAIの能力を仕込みます。
その能力が価値があるものだと教えるのではなくて
生み出された価値以外のことを教えないからです。
僕たちがAIと同居していくことを恐れるのは何故かということを
一歩掘り下げて考えると、
僕たちがAIと同じように、無感動に生み出されたからです
与えられた情報と秩序の内部だけで思考しているからです。
忘れていた感動を引きずり出すために、
また与えられた情報と秩序を批判する知恵を得るために
コピーライティングは学ばれる意義を有しています。
https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z
今日もお読みいただきありがとうございます。
伝説の女性起業家
The body shopの配送トラックには、「自分の存在は小さすぎて影響力などないと思う人は、蚊と一緒に寝てみれば」と書かれています。
小さな蚊がいるだけで人は眠れなくなるように、
どんな小さな存在でも何らかの影響を与えていくことはできるはず
というロディックさんの信念を表しているそうです
ロディックさんは社会に第一の関心を持ち続けた社会派企業家として有名です。
学生時代に教員免許を取得し、ジャーナリズムの道へ進みます。
そして国連機関で働いたのち、核開発に反対するデモに加わったり、
貧困や飢えのための募金活動も積極的に行ったり
そして世界を放浪することになります。
ビジネスの経験がないロディックさんは必要に迫られて起業しました
最初は放浪の資金を売るためのアンテナショップ経営から始まったそうです。
放浪で出会ったのが先住民の知恵と生き方でした。
世界各地の農村や漁村で工業化と無縁の生活を送る人々と過ごし、
女性の体のお手入れの習慣を目にしました。
健康や美容に関心のある女性で知らない人はいませんが、
40年前ではまだ知られていないものです。
アメリカではハーブなどを劣った医学扱いしていた頃です。
自分の足で世界を渡り歩くことで培った感覚とセンスを活かして
環境に優しい化粧品というコンセプトでコスメティックの世界に
エコロジーという概念を携えて参入しました。
「うまくやるよりもよいことをしようとした企業」
としてロディックさんは世界に影響を与える人となって行ったのです。
ロディックさんは常にビジネスを社会的貢献とのバランスを取ろうとしていました。
企業には世界を変える力があるというジャーナリストらしい考え方で
5つのビジョンを明らかにしたのです。
・化粧品の動物実験に反対する
・コミュニティ・フェアトレード
(関税や国力差などで、品質や労働力が安く扱われることのないような公正な取引のこと)
・女性にとっての自分らしさの追求
・人権尊重
・環境保護
店舗と商品は、環境問題や人権問題に気づいてもらう
意識変革のために存在する
The body shopは社会とマーケットの変化に、
環境保護や政治的問題を持ち込む
壮大な実験場として事業展開しました。
ロディックさんの数々の試みは、EUやブラジルの政府にも影響力を持ちました
動物実験反対や、アマゾン川流域の熱帯雨林を守る活動などの支援キャンペーンなどです。
Don't go to business school
亡くなる前年にロディックさんは
イギリスのテレビインタビューでこう言っています
「これから起業を目指す若者にメッセージは?」との問いに、「ビジネススクールに行くな」
「自分の勘に従って、好きなことをすぐ始めることが大事」と答えています
世界を放浪するヒッピーだったこともあるのでしょう。
体制的で支配的なものの考え方が嫌いだったようです。
彼女はスーパーモデルを使って自社製品を宣伝することもしませんでした
「世界に30億人の女性に対して自尊心を持ってもらえる商品でありたい
スーパーモデルの様な体型に当てはまる女性はせいぜい世界で8人くらいしかいないでしょう」
素敵な考え方ですね。
世の中に対する不安や不満を抱えていたり
アグレッシブな感覚が強くて人間関係に悩んでいる方は
アニータ・ロディックさんの活躍に導きを感じるのではないでしょうか。
自分の心理機能を磨いて、企業への第一歩を進める準備をしてください
https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z
今日もお読みいただきありがとうございます
炎上も考えてみれば音楽のセッションなワケで
与えて感謝される人と、与えてバカにされる人との差
監修者の楠木健さんが良い総括をされています。「
この3分類は、ギブアンドテイクに対する「意図」の違いに注目しています。
テイカーはテイクするための手段としてギブする。
すべては自己利益のため、すなわち「テイク&テイクン」となります。
ギバーはその逆で、ギブするときにテイクを意図しません。「ギブアンドギブン」なのです。
マッチャーはその都度バランスをとるべきだと考え、テイクを期待できるところにギブします。
普通に「ギブアンドテイク」というときに念頭においているのはこのマッチャーです。
」
メリットを求める時点でその人はギバーではない
これから3年間苦しむ方法
Do : 実行
Check : 評価
Act : 改善