copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

闇の中で黒牛が黒豆を食べているのが見えるか

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闇のスキル
 
ゲーテという詩人は言葉について深く洞察した人です。
東西詩集という、ヨーロッパ人だけではなくアジア人の価値観も尊重した
考察を残しています。
古今東西の世界をステージにした幅広い探究心で言葉を見つめていた
たいへん珍しい人です。
今日はコピーライティングという言葉でセールスするテクニクを14年以上
研鑽してきたある人への質問を書く日です。
コピーライティングのスキルも言葉の背後に常に見ているものがあります。
それは人間の闇です。
コピーライターとは、人間が感じうる光と闇の感覚に自らを立たせるうちに
精神に異常を来すとまで言われます。
しかし、仕事の性質上、全く表に出てこない人たちです。
自らを目立たせるとクライアントと衝突しています。
 
ですから、自分の存在を文章に潜ませます。
言葉と言葉のつながりに異常なまでに固執します。
単語の選択だけで
読み手に高揚感や恐怖など悲喜こもごもの感情をチューニングします。
そして、書かれた文章は、名文とは思われません。
深く影響は与えるけれども、表面上では忘れ去られることが多いです。
 
どこまでも闇の中に身をおき、自らの評価を求めないです。
その価値は、文章がどれだけ実際にお金が動き、
歴史が動いたかで判断されます。
 
 
それも、書き手しかわからない仕方で
巧妙に仕掛けられます。
 
ですから、それは知的文章術ですらありません。
美文というよりは悪文ですし、
読後感がいいとも限りません。
適切な長さでもありません。
高尚であるよりは下劣であり
深く味わわせるよりは
誤読をすら歓迎する傾向があります。
 
昔話にこういうものがあります。
ある男が自分のことを大層な画家だと嘘をついて
舌先三寸で村人を信用させ、大いに接待させます。
 
ご馳走を饗応されて楽しんでいるところで、
紙と筆が手渡されます。
「先生、一筆お願いします」
 
しかし彼には実際は人より優れた画力はありません。
嘘をついてるのがバレます。
 
そこで、筆に墨をたっぷりとつけて
紙を黒々と塗りたくります。
 
村人は訝しく思うのですが、
先生、これは何を描いていただけたのでしょうか
男曰く、闇夜でたくましく美しい黒い牛が
黒豆を食べているのだ
と言い放ちます。
全てが黒いのだから、いかに優れた表現であろうとも、
凡人には黒くしか見えない
というオチがつきます。
 
コピーライターは本当に闇夜で黒牛が黒豆を食べている姿を描ける
その男です。
 
しかし、書き手は表現者としての自己を突き放し、
書き手の中に葛藤が生まれます。
 
どうやったらコピーライターは闇に落ちなくて済むのでしょうか。
これが今回の質問です。
 
いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。
一歩一歩がゴールであり、
一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない
 
容易に想像できるのは、
コピーライターにとって
いつかはゴールするという生き方では、心は闇に落ちるでしょう。
文章そのものが心理の深いところで体験された経験であり、
自らの犠牲をものともしない精神力で作られます。
 
いつかはゴールに達する気軽さではなく
一言一言に渾身の力と責任を感じる人には
闇の力に帯電します。
 
例えていうならば、
いつかは幸せになれるという生き方と
一日一日が幸せである生き方と、
を選択するようなものです。

幸せになるためには、
現実を変えるアプローチと、
心を変えるアプローチの2つがあると思います。
前者は「○○たら、幸せになれる」という考えで、
後者は「今のままでも、幸せになれる」という考えです。

「○○たら、幸せになれる」だけだと、
「○○にならないと、幸せになれない」
 ということになってしまいます。

現実を変えるアプローチと、心を変えるアプローチの両方が
僕たちの心にあることを知った上で、
片方を捨て去る気概が
コピーライターには求められていると言えます。
 
 
「何事にせよ、取るに足りない評語は笑殺するくらいの度胸がほしい。自分のすることに自分が納得していることが、いちばん大事なことである」
そして
「自分の仕事に興味がもてれば、人のことを気にしているひまはなくなる」
今日もお読みいただきありがとうございます
 

世界は自由化よりも軍人化を求める

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軍人起業家に対して高まる関心

 
日本ではなかなか考えつかない事ですが、
アメリカでは元軍人による起業の会社が10社に1社の割合だそうです。
 
彼らのビジネスモデルをサポートする専門組織も充実しているようです。
軍人って言われても、事実上は日本に存在していない人たちですからね。
想像もつきませんし、人口比率もピンときません。
現状の軍人が200万くらいで、
それに軍属、退役軍人も含めると相当な数になるでしょうね
 
 
 
ある統計によれば、中小規模ビジネスの10社に対して1社の割合がそうで、
その総数はアメリカ全土で240万社にもなるそうです
売上は、総計11億ドル(約1,200億円)で、雇用する従業員の数も500万人を超えています。
 
軍役のある国は違うなあと感じますか?
 
でも、ブラック企業って軍隊と言えなくないでしょうか。
旧日本軍はブラック企業に似ているという指摘や研究があります。
 
軍人化とは一体どういう現象なのでしょうか。
考えて見たいテーマです。
 
オレゴン州ポートランドのマイケル・モントゴメリーさんは
退役軍人です。
Guerrilla Outfittersという会社を設立しました。
 
モントゴメリーさんは陸軍に10年間在籍し、
階級は二等軍曹だったそうです。
グリーンベレーであったこともあり、
10年間でイラクアフガニスタンに4回駐留したそうです。
任務の経験や訓練などから得た着想が
軍人やアウトドア愛好家が好む厳しい環境にも耐える製品を作るという
イデアだったようです
 
自らがよく知る購買層をターゲットにして起業するというアイデア
自社ブランドを構築する上でも大事な考え方ですが、
軍務を知る人だけではなく、民間人とも顧客の関係が構築されていくと言います。
 
アメリカ人の心に響く高品質の製品を作って国内の中小企業をサポートする時、アメリカは国家としてより強くなると思います」
 
「軍隊を経験した人間は、自らの行動やパフォーマンスに関して重い説明責任を負うことに慣れています。会社を経営することは、あらゆる責任を自分で背負い、説明責任を持つことです」
「敵に出くわした時はプランなど役に立たないと、私達はいつも言っていたのですが、それはビジネスでも同じです。柔軟に対応し、状況に応じた代替案を見つけることによって、ビジネスを前へ進めることができます」
 
アメリカの有名な企業家向け雑誌である「フォーチュン」によると、
アメリカのビジネス界は、イラクアフガニスタンでの駐留経験を持つ若い将校を積極的に採用
 し始めているそうです。
その企業は軍需産業だけでなく、AT&Tやバンク・オブ・
 アメリカ、ペプシコ、メルクなど様々な業界に広がっています。
 
一流大学の出身者は想定可能な当たり前の状況に対して
 当たり前の答えを出しますが、いま企業に当たり前の状況はどこにも
 ないという時代です。
 
異常な状況に直面した時に即座に結論と行動を変え、みんなそちらに
 引っ張っていく力が求められている。その力は一流大学を出ただけの人間
 にはないが軍人にはあるという見解のようです。
 
ウーバーは、退役軍人とその家族のためのプログラム「Uber MILITARY」で
5万人超のアメリカ退役軍人をドライヴァーとして採用すると発表しました。
 
積極的な意味で、軍務経験と愛国心
企業家精神を発掘する思考が求められているのは
 
自由で個性的なパフォーマンスが求められていくであろう
近未来の予想図とはかけ離れていると思うのではないでしょうか?
 
 
しかし、世界では実際にはこれから逆のことが起こってきています。
 
自由で個性的なパフォーマンスが求められているのは、
一部の天才に期待されていることです。
 
 
日本には関係のないことと思いますか?
でも、考えてみれば、昭和という日本現代社会の創世記は、
皆が皆退役軍人です。
 
実は明治という近代国家の始まりから、知らず識らずに軍人的思考が日本のあらゆる業界
教育やまちづくり、災害復旧をコントロールしてきました。
 
 
一人一人が軍務を負わないと、実は日本というシステムは機能しないように作られている
とも言えます。
 
それは、政治的見識と国際的関心です。
 
日本の企業家が必要としていくべきものは、
経営ノウハウではなくて、
日本がどう変わっていくかに対して忠実な責任感を持ち続ける
政治的見識と国際的関心ではないでしょうか。
 
今日もお読みいただきありがとうございます。
 
 

赤ちゃんにとっての本当の「快適さ」

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抱っこをする人と、赤ちゃんのための「動きやすさ」、「快適性」

赤ちゃん抱っこのプロと呼べる人が存在します。
お母さんが抱っこしていて、あやしていても、
すぐに泣いてしまうのに、そのひとが抱っこすると、泣き止むのです。
お母さんのプライドが結構傷づきます。
 
だきなれているか、そうでないかの違いです。
 
赤ちゃんはまだ首が座っていません。
関節も柔らかいです。
ちょっと変な方向に曲げたり、力を入れたりすると、脱臼させてしまいます。
 
緊張していたり、傷つけないように変な力が入っていたり、
落っことさないように恐れていたり、圧迫しすぎて息苦しくさせていないか不安になります。
 
真剣で一生懸命にしている反面、抱かれ心地は悪いのかもしれません。
赤ちゃんにとってナチュラルな姿勢を保てるかどうかは別な話です。
 
初育成関節脱臼という現象がよく頻発しているようです
 
ご存知とは思いますが
生後の赤ちゃんの成長に合わせて、
赤ちゃんが快適に感じる抱っこの仕方が違います。
生後4ヶ月
新生児と呼ばれている時期には3キロから5キロ前後まで増加しますが
頭と身体のバランスが取りづらく、生後6ヶ月までは首が座っていません
そして腰が座ってから48ヶ月まで
それぞれ快適な姿勢とだき方は異なります。
 
お母さんとの抱っこの仕方、関わり方で、赤ちゃんの身体にどういうことが起こっているのか
人間工学の専門家が推奨する抱っこ紐があります。
 
立体縫製によって、赤ちゃんの背中とお尻の部分に圧力が分散され、負担が軽減されます。
そして姿勢が安定しやすいメリットがあります。
 
そして抱っこする側にとっても、肩と腰の負担は相当なものです。
抱っこしている間中、知らない間に歪みがあると肩こりと腰痛にもなります。
複数箇所で安定させる、快適さと姿勢の安定感から精神的安心感を与えられますし、
抱っこする側でも、身体に知らず識らずかかっていく負担やストレスが軽減されていくのです。
 
それは抱っこする側の快適さも視野に入れなければなりません。
抱っこしていて心地いいがあるかないか、これは抱っこされる側の赤ちゃんには
見抜かれています。
アメリカやヨーロッパの安全基準を満たしている人気商品
それがエルゴベビー です。
 
密着感
 
 
現代の人間関係に添い寝友達という言葉がありますが、
心を病んだひとを生命の危機から救うのも、
柔らかなハグと密着感、そばにいてくれるという安心感です。
 
心を安定させるには密着感が大事です。
ハグで生まれる信頼感や安心感があります。
その安心感がどれだけその子の将来にとって自信となり、
スキルや才能を伸ばしていくために重要な役割を果たしているのか
その発達との関わりを説明するには、紙面がいくらあっても足りないくらいです
 
 
 
昭和期それ以前のお母さんが継承してきた
独特な肉体感覚というものがあります。
身近なケアの道具の使い方については、
プロフェッショナルでした。
 
そんな肉体感覚や応用力というスキルが継承されなくなった時代だからこそ
道具そのものから心という問題を考えて行きたいものです。
 
先人たちの生活の知恵と配慮、心遣いとは
ハイテクノロジーと有能なデザイナー、人体工学の専門家たちのおかげで
道具として再生し、しかし僅かに僕たちの生活に残るのみとなりました。
 
 
今回はエルゴベビーという商品を取り上げましたが、
介助、あるいは介護される側の感覚も
僕たちは喪失してきたのかも知れません。
 
 
 
 
 
ドイツのデュッセルドルフで開かれる
リハケアというケア用品展示会のエキシビジョンを眺めていました。
 
 
今日フィジカルケアと名のつくものには、主なものだけでも、
これだけの内容があります。
 
日常生活援助、
家庭生活と栄養、
身体のケアと衛生
携帯機器、
通信機器、
教育
職場の環境整備
職業技術支援
身体訓練
エルゴセラピー
整体外科用補助機器
看護と医療
衣料品
保護装置
レジャー
スポーツ
レクリエーション
コミュニケーション拡張機能
旅行や予測不可能な事態への対処
など
 
 
機能回復
機能低下防止
そして包括的なケアという視点を含めて
 
被介助者の生活の質、人生を質を一ミリでも向上させようとする概念は
広範囲に渡る注意力と、長期的に支えるための忍耐力を養うシステム構築、
健常者の一般的生態をも生活様態の一種に過ぎないと見る柔軟な世界観を必要とします。
様相的な芸術が求められています。
 
disabilities
つまり能力障害や機能障害と身体障害との言葉の間にはライフサイエンス上大きな解釈的乖離があります。
人間の諸能力を資源に還元するという考え方です。
社会的能力、生活能力はその下に入ります。
 
ロボットに置き換えるという思想
 

Self-determined livingという概念

 
攻殻機動隊的錯覚とは有用性に囚われた思考です。
 
 
ついついトレーニングロボットにばかり目が行きます。
ロボット義手や義足
代替ロボットスーツが注目を集めています。
押井守さんらの攻殻機動隊などや、映画などで
手足や人間の機能をロボットに代替させるものです。
人間の失われた機能をメカニックの機械を接続、組み込むことで
再構成することを目的としています。
 
 
攻殻機動隊的なハイパフォーマンスを可能にする義体の世界に一歩飛ぶ前に
見落とされがちな
セラピーヘルパーというステップに注目してみたいと思います。
 
新しい腎臓、新しい心臓、新しい手足
そこに行き着くまでには相当の時間と開発費と様々な実験への犠牲とお金がかかります。
供給を考えると、奪い合いが起こります。
 
万能機械よりは、選択肢の多様化
ステップを増やしていくことの重要さを
僕たちはもう一度知ることになります
 
その時、日本を変えられる知恵がなんなのか
日本を再生する力量は何に基づくエネルギーを拠り所とするのか
わかるのではないでしょうか。
 
今日もお読みいただきありがとうございます
 
 
 

 

無力感とは、本当はすごい才能

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無力感を感じているときには
こう感じます。
何もかもが中途半端で振り回されている
なにかがおかしいと感じているけれども、
とにかく疲れていて、
自分自身に対して、納得できる一歩を進めない。
 
背負い過ぎている人
人一倍敏感な人です。
 
人の期待に応えたいと思っている人です。
 
物事を深く処理します。
 
人の言葉、ニュースの記事、満員電車での会話
駅やプラットフォームで人の視線を感じるなど、過剰に刺激を受けやすいです。
 
全体的に感情の反応が強く、共感性が高い芸術に惹かれる魂の持ち主です。
 
些細な刺激から危険を察知します。
人がおかしいんじゃないの?って思うところまで気になります。
人がどうでもいいと思っているところも、先読みして不安になります。
 
強い主張を持っている人、押しの強い人に大して、ノーと言えないことが多いです。
相手や集団の雰囲気に飲まれてしまって、自分の意見を押し殺してしまっています。
 
カフェで仕事とか、却って集中力を削がれます。
周りが気になって、スタバでかっこよくタスクを終わらせる
みたいな、iMacを広げてコーヒーを飲むなんてことに憧れてはいるけれども
仕事は進んでない
っていう人じゃないかなって思います。
 
 
「自分の時間とエネルギーをどこに注ぐか決められずにいるうちに、誰か(上司、同僚、顧客、家族等々)が私たちのやるべきことを決めてしまう。そうして思考停止に陥り、自分にとって何が大事なのかわからなっているのかもしレません
 
情報の波で影響を与えようとしている現代だからこそ
上手く生きられないだけです。
 
本当はものすごい才能の持ち主です。
 
全てを受け取る感受性というのは、本来鋭敏さです。
深く考える姿勢とは、洞察力です。
何物も捨てないという姿勢は、生命感覚に優れていて、関係性を重視するからです。
物事の精妙な構造やダイナミズムを見抜く、本質的知恵を発揮する人です。
 

ですから、3つのことを知ってほしいです

1自分がなにに敏感すぎるのか、そのソースを特定する

2自分を苦しめているのは、

本当は素晴らしい才能なのだと気づき、それを発揮するための準備を始める

3影響されやすい自分を守るための対処法を身につけて、それが当たり前に出来るようにする

 

そのためには、ある程度優れたセンサーを鈍化させる必要があります。

言い方を変えると、本当に恐れなくてはならないもの以外

恐れないというものの見方を手に入れることです。

全ての弾を避けなければ、戦場では死んでしまいます。

でも、フェイクがあるんです。

情報とは実弾ではありません。

ほとんどがフェイクです。

そして、実社会で受け取り、感じる感情や強い意見、断言や主張であっても、

大概はフェイクで、借り物で、中身のない張り子の虎であると見破るのです

その知恵の一つがエッセンシャル思考です。

 

努力の量と成果が比例するという考え方を捨てたとき、エッセンシャル思考の大切さが見えてくる。 

多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスには遠く及ばない。 

そのことを理解し、数かぎりないチャンスのなかから「これだけは」というものを見つけなくてはならない。 

本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言うのだ。

 『エッセンシャル思考』 P63

 
この社会のテクノロジーや情報は、鈍感な人のために用意されています。
ある意味優しいのです。
 
優しい社会であるからこそ、これでもかと、浴びせかけられています。
病院で出される薬も、
公園の注意書きも
お母さんの小言も
 
その本当に必要なものを気づかせるために、ほかの99パーセントが
存在しているのです。
 
敏感な人は、99パーセントを間に受けてます。
真正直な人です。
ですから、
 
先に大事なもの1パーセントを先取りしましょう。
 

初めのうち、子供たちは校庭のほんの片隅しか使わせてもらえない。あまり建物を離れると、大人の目が届かなくなるからだ。だがそのうちに、校庭のまわりにフェンスが設置される。すると子供たちは校庭をめいっぱい使えるようになり、それまでよりずっと大きな自由を手に入れる。

<引用> 『エッセンシャル思考』 P211

ルールを手に入れることで、

自由になる

一見矛盾していますが、深いんですね。

https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z

今日もお読みいただきありがとうございます

あなたの嫌いな人をこそ尊重せよ

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一番合わない、嫌いな人
をこそ尊重すべきです。

 
 
苦手な人と一緒にビジネスをすると
進化出来ます。
 
どうしても、人間的に合わない人を思い出して見てください
 
自分の内的な秩序を重んじる人は
多くの人が支持している、あるいは重要視している
一般的な秩序や常識が苦手です。
 
一方で社交的で社会的成功に関心のあるタイプの人は
オリジナリティーや長期的視野への忍耐力の欠如で悩んでいることが多いです。
 
人を受け入れやすい人は
影響もされやすく
 
人を疑ってかかる人は
頑なで柔軟性を欠きます
 
自分が一方にいるとき、反対にいる人の考えは理解できていないと思います。
 
攻撃と防御は同時にできません
インプットとアウトプットも同時にできません
どちらかである時は、どちらかではないのです。
当たり前のようですが、僕たちはいつ如何なる瞬間においても、
オールマイティーではありません。
意識の及ぶ領域の、さらに半分でしか在り得ていないのです。
 
ビジネスでのチームビルディングは、
市場というシビアな結果に常に直面しているからこそ
自分を磨くチャレンジの精度をあげてくれます。
ビジネスとは自己進化、鍛錬への挑戦なのです。
 
自己満足は遅かれ早かれ壊される瞬間が来ます。
自己肯定も通用しなくなります。
 
陣容と陣形を整える
ガードをがっちり固める
レアなチャンスを逃さない準備
安定感を感じさせる仕事
信頼されるためのバリエーション
 
これはつまるところ自分の弱点を認めて
その弱点を補えるところに人材を求める
という考え方に繋がります。
 
同じリソースがあっても、
使い方が真逆な人がいるということは、
理解を超えているという意味では脅威ですが、
フォローアップしてもらえば安心でもあるのです。
 
ユングは判断と認識によって心理機能を分類しましたが
それによって16タイプの人材をチームに引き入れていくビジョンは
自分の判断と認識のパターン、その強みと弱さを共に知るプロセスとも言えます。
 
今回のxーjr copywriterA級レベル第4話の宿題では
一年以内、3年以内、5年以内に
自分のビジネス上の死角を埋めていくコアチームを作るならば
どの順番で人材を集めるべきか
について考察します。
INTPと一番相性が悪いタイプ
外的な感情をその才能とする人たちです。
内的思考は真逆の判断をします。
 
他人からどう見られるかを最大の関心事にしている人たちとは
全く共感できなければ、魅力を感じません。
ENFJやESFJのタイプは
社交界の花形、外交官、サロンのホストや
お客さん商売の好きな人です。
面倒見のいい人たちで、親切です。
 
内的思考から見ると、フラフラした芯のない人間だと思います。
表面的なことばかり気にしているひとだなぁとの印象を持っています。
逆に彼らからは拗らせているとか、殻に閉じこもりすぎと見られています。
INTPは自分のことしか考えていない人だなぁと見られているでしょう。
 
思いやりがあり、集団との調和を何よりも重んじます。
名誉や賞賛を自分のモチベーションエネルギーにできる人たちです。
付き合う上での相性は最悪です
 
同程度にINTPと相性が悪いのは
外的思考を才能とする人達です。
実業家、成功者に憧れている人たちです。
 
内的思考とは思考の方向性、思考を及ばせる興味関心が真逆です。
お互いに相手にイライラします。
相手の価値判断に対して、どうしてくだらないことやってるんだろうと
お互いにジャッジし合っています。
INTPは内的な成功が使命と感じますから、
外的な成功を求めるESTJ、ENTJのひとは、浅い、とかうわべだけで本質を理解しないと思ってしまいます。
立場が変わると裏切る人に見えます。
 
逆に外的な成功を重んじる人にとってINTPは
意味のないことに時間を費やしている、
自分勝手、役立たず、非現実的、残念なロマンチストと見られています。
結果主義者、実用的なものを好む
ルールに則ってマネジメントする
システム構築のためにはあらゆる可能性を排除する
ESTJやENTJの人達です。
 
 
この両方の気質を持つ4タイプの心理機能を持つ人と
一年以内にパートナーシップを組みたいと思います。
想像するだけで身の毛がよだちます。
でも、お互いに死角を埋めて影響しあえる人です。
 
次に3年以内にパートナーシップを組みたいなと思う人は
内的感覚と内的直感をメイン機能に持つ人です。
ISTJ,ISFJ、INTJ、INFJです。
彼らとは実行力において逆です。
思考を現実の形に表現する彼らと、思考を思考のままで保留したい欲求が異なります。
恐らく、どこで衝突するかというと、
同じ理論の表現形式が違って来ます。
コンセンサスが取れているからこそ、行き違うという面倒なことが起こります。
彼らとは理解し合うだけではなく、行動の細部を確認しなくてはいけません。
INTPっぷりを発揮して、
行動の細部を取り決めるのが面倒だと言っていると、おつきあいできないのです。
こちらがなんて融通のきかない人なんだろうと思っていると
あちらからは、なんて無責任な人なんだろうと、思われています。
とても反省させられる人事ですね。
 
そして、同程度に厄介なのが
同じ心理機能を持っている
内的思考、内的感情をメインにする人達です。
内的思考のISTPとINTP
それから内的感情のISFPとINFPは
自分の殻に閉じこもって全然出て来てくれません。
そして、自分の殻にこだわっているので、
同じビジョンの上にいることを常に確認していかないと
コンセンサスが取れなくなります。
そして、いつの間にか土台がずれています。
同じ人心理機能や思考の方向性を持つタイプも
実はあまり仲良くなれないタイプなのかもしれません。
お互いのアラも見えやすい、冷ややかに見つめ合うことになります。
常に冷戦状態です。
連絡を密に取らないといけません。
お互いに分からず屋だと思っています。
 
これも同じ、あるいは近い心理機能を持つ人とコミュニケーションをとる場合の宿命と言えるでしょう。
 
そして相性がいい人
5年以内に集めたい人です。
最終的なゴールを確実にする、事業展開を大きくするには必要になって来ます。
これはESTP、ESFP、ENTP、ENFP
です。
ESTPの人に対しては、自分の出来ないことをやっているので、
憧れます。自覚している弱点をうまく使えている人たちなので、人間的に興味を持ちます。
 
悪ノリするくらいにお互いを頼もしく思います。
そして、お互いの感情や言葉をよくフォローして拾います。
お互いの心理機能に憧れの感情を抱きあっているので、失敗のレスキューが楽です。
この人たちと最初に連んでしまうと、
悪ノリします。
居心地がいいので、正しい答えから逸脱して調子に乗っていくのです。
でも、既に弱点を固めていれば、加速器になります。
彼らはアイデアと表現の宝庫です。
内的思考タイプにとってはとてもいい相談相手、遊び相手になります。
 
細かく書いていくと、いくらでも長くなります。
近さと付き合いやすさ、
それはビジネスとは逆に考えてみてください
 
気づきが生まれます
今日もお読みいただきありがとうございます。

 

社内の人間関係に苦しむすべての人へ

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社内の人間関係に苦しむすべての人へ

 
 
ぼくは縦社会が苦手です。
人が「世間の常識」と言っていることにも簡単に同調できません。
世の中の常識だと言って、人の口を封じたいんでしょ?って思います。
お客様の為とか言われたら、「それってご自分の都合でしょう?」って考えます。
世の為人のためとか言われたら、その人がペテン師に見えます。
 
そんな自己中心的でペテン師だらけの世の中でも、
僕たちは社会に馴染んで行かねばなりません。
 
そこでチームビルディングについて考えて見たいんです。
 
もちろんチームビルディングって、意識して立ち上げた事のある人は
あまり居ないかもしれません。
社会人になっていきなり人事部ってことはあまり無いでしょうね。
 
多くの人は、社会人になって、配属させられます。
気が付いたら何かのチームに属していた
そのチームに馴染むのが仕事になって居ます。
 
上司の言うことに従うことになって居ます
朝礼で紙切れに書かれている、時代錯誤の古くさい言葉を読んで
作り笑顔で社長を冷ややかに見つめます。
 
ですから、興味の無い方もいるとは思うんですが、
チームプレイはそんな縦社会を生きていく人にとって
摩擦の少なくなるマインドセットとして学んでおいて欲しいです。
あなたの才能を、下らない人たちに潰されない為に
 
例えばぼくはチームプレイが苦手です
内向的な人には多分特徴的だと思うのですが、
当たり前のことができません。
 
合理的に考えると、わかっているんです。
チームでプロジェクトを進めることがどれだけメリットがあるか
でも、踏み込んでほしくない領域というものが
あるのです。
 
Google創始者である
ラリー・ペイジさんとセルゲイ・ブリンさんもそうでした
 
すごく縦社会が苦手
指示が苦手
 
人と関与したくない
ヒトの感情に振り回されるのが苦痛で、
とにかく面倒臭い
 
INTPという、奇しくも、僕と同じ心理機能の人達です。
 
そこで解決方法を見つけました

エリック・シュミットという人物を

CEOに迎え入れます。
エリックさんというマネージャーを入れるまでには
ラリーさんとセルゲイさんは相当の摩擦を感じて居たそうですが、
同じビジョンを持った人でマネジメントの得意な人材を迎え入れることで
自分の心の中の摩擦について合理化出来たそうです。
 
  • 人任せにしない:物事が迅速に進むよう、自分でできることは自分でやる。
  • 付加価値をつけられないなら、邪魔はしない:その仕事に取り組んでいる人々同士で話し合うようにさせ、自分は別のことをする。
  • 官僚的にならない
  • 年齢よりもアイデアが大事:年下だからといって、尊敬や協力に値しないとは限らない。
  • 何かに取り組んでいる人に「駄目だ、それまでだ」と言って、止めさせてはいけない:駄目だと言うなら、より良い方法を見つける手伝いをすべきだ。
 
エリック・シュミットさんをCEOに迎えるまでは、
 こういったマインドセットを自分に課していたそうですが、
やはり自分の心理機能にあって居ないことは苦痛になります。
 
心理機能を学んでください
 
ユングのタイプ論を応用したMBTIという理論があります。
 
これによると、おおよそ人間の心理機能は16に分類できるそうです。
 
自分にとって合わないヒトって必ず居ますよね。
その人がどういう考え方をしているか
なぜ自分と合わないのか
そのタイプ別のパターン認識を学ぶことで
相手から寄せられる、自分にとって不可解な行動、注文、期待の理由がわかるようになります。
 
その不可解さが理解できると、その存在を許せるようになります。
 
その存在を許せるようになれれば、言葉を受け入れられるようになれば、
何よりも自分が成長できます。
 
全てのマウンテンポジションに立つ理論
 
ヒトとヒトとの摩擦が発生している時の解決方法
それは、心理機能が、その力を発揮しているからです。
相性のいい人もいれば、悪い人もいます。
相性がいいから仕事や企業全体がうまくいくかと言うと、
そうでは無いのです。
 
嫌いな人、許せない人、一見どうしようもないヒトが
チームの成長とプロジェクトの進行には
必要不可欠である理由が分かってきます。
 
友人付き合いをする必要はないんです。
家族ぐるみで付き合ってバーベキューをするわけではありません
 
ビジネスの相性と、人間的評価と、付き合いたい友達と
家族でありたいことと、自分を成長させてくれる先生とするのに本当に適切な人、
これらは 全部別です。
 
心理機能を学ぶメリット
 
同じビジネスでも、部署によって適切な進行を予期して人材を配置する
これはリーダーには必要不可欠な知識ですし、
 
不合理なを配置されて、苦しんでいる、使われる側の僕たちにとっては
人的資源を生かし、職場環境を整えていく物差しを手に入れることができます。
 
人的資源は、どうあがいても変わらないのですから
その資源を生かすことを考えて見ましょう。
 
どんなゴミでも分別すれば資源なんです。
ゴミ扱いすると言うことは、活用する知恵がないのです。
 
知恵は身につけることができます
身を守ることができます。
今日もお読みいただきありがとうございます

コピーライティングはシャドウに光をあてるか

 

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コピーライティングについて、そして
先日新幹線で起きた惨事について、考えています。

 
たまらなく悲しくなります。
被害者の方の無念を考えても
加害者の方の虚無を考えても
 
噂話が好きってわけではありません。
でも関係者の人柄とか、
背後にある人間関係や、生活環境について、情報が少しずつ出てくると
ついつい知りたくなります、見てしまいます。
 
2度と起こって欲しくないと念じずにはいられません。
理由があるなら、どうにかして解決できないものかと思います。
ある事件の結末までには、どれだけ大きなものが
うごめいてきたのか、誰にも知られずにいます。
 
僕たちが知りうるのは結果だけです。
 
後に残るのは、批判だけです。
 
そして、後には恐怖だけが残ります。
 
おそらく、僕たちは一人一人、背負ったものの影に怯えて生きています。
 
そんな均質的生を想定してみることは間違いないように思います。
 
 
 
僕たちには行き場のないものが渦巻いています。
正体は本人にもわかりません。
 
しかし、語れないものでしょうか。
その心の底の、よく分からないものを突き止めて面白がる好事家の視点ではなく
 
その正体がわからないものと共に生きていく当事者の視点でです。
 
 
行き場のない、でも無視しても押さえつけてもどうしようもない何かがあります。
 
「ダメなんだ」という思いです。
 
だいたいは家族など近親者との関わり、
学校での友人関係で自尊心や自信が傷ついた経験です。
ダメ扱いされて、一歩を踏み出すことへの恐怖が
言葉に染み付いています。
行動を習慣化させています。
目を閉じても聞こえてきます。
 
すこしずつでも、
そんな泥沼ででも呼吸をする瞬間があります。
 
社会で人から認められるとか
誰かから必要とされるとか
一緒にお酒を飲む仲間内で発散されるものだったり
そんな自己肯定感であったりします。
 
コツコツとものを作って
作品として仕上がってくるとか
体を鍛えるとか、
展示会や発表会など
そういったハレの舞台だったりします。
 
しかし、そういった恐怖の出口が閉ざされていることがよくあります。
人とのつながりの中で、呼吸が「許されていない」場合です。
そして、自分に対しても呼吸を「許可をしていない」場合です。
この2つの力が、もし積極的に逃げ場を塞いでしまったら
どうなるでしょうか。
 
人間の経済活動をすら、
このような説明のつかない感情や
衝動のはけ口の一つに過ぎない
非合理的な活動である
と分析する人たちがいます。
 
ヘーゲルバタイユ、ポランニーといった人たちです。
蕩尽という言葉では特に
人間の行動の中には
その作用原理の中には、
僕たちがよく理解している、価値の生産や蓄積という
とってもよくわかる合理的な行為を喜ぶのではなくて、
何か価値に見合わないものを破壊したり、消費したりして
バランスをとったり、放出する不可解な欲求がある
ことを指摘しています。
一見目に見えて理解されている経済的合理性は、
深いところでは、その不可解な衝動がかろうじてバランスを保っている
つかの間の姿に過ぎないという見解から、
社会現象や経済現象を説明していきました。
 
僕たちがものを買うのも、
不条理の泥沼に浮き沈んで酸欠状態の心が呼吸をするためです。
 
商品に期待するのも、素敵なイメージに心をウキウキさせるのも
「ああ、これでやっと呼吸ができる」
と内心で思っているからです。
お酒やたばこで体を痛めつけるのも、心が呼吸をするためには仕方のない事です。
 
コピーライティングは、そんな僕たちの心理機能を考えています。
セールスの心理の深い洞察には
様々なアイテムがあります。
 
僕たちが一人一人背負った影と苦しみは、
外に向けて、社会に気道を繋げていくことができれば
才能としてその人を輝かせることもができます。
アイテムを使いこなしてください。
 
自ら作っている泥沼にも
他人に足を引っ張られる泥沼にも
他人から投げ込まれる泥で泥沼化することもあるでしょう。
 
それは商品でしかない場合、つかの間の呼吸です。
数リットルくらいの空気でしかありません。
 
商品によって呼吸している僕たちだからこそ、
心と社会とにふさがらない気道を確保することは
とても優先度の高いレスキューになるのではないでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございます