マッキンゼーにみる最強の仕事術とは
マッキンゼー式世界最強の仕事術
マッキンゼーカンパニーの特色は、一言で言えば圧倒的な”Yes”を育む文化です。
MBAを取得したビジネススクールの卒業生からさらにトップエリート数人をスカウトし、
顧客サービスに全身全霊を傾けさせます。
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チームで問題分析、企画立案から実践に落とし込むまでに没頭させ、責任を負わせます。
何ヶ月も我が家、家族とのコミュニケーションを離れて仕事だけに没頭させるというハード・スケジュールで、
「アップ・オア・アウト」(一定年限以内に昇進するか、さもなければその組織から出なければならない)という戦場に立たされるといいます。
この目的のためには禁欲的で、自己進化を促すストイックな文化には、戦士としてのコピーライターの生き様、心構えに近いものを感じます。
20年近く前の本でもあり、今ではほとんど常識となっているビジネスマインドセットなので、目新しいものはない、、などとAmazonレビューでは酷評されていますが、
それでもコピーライティングを学んでいる私にとっては、読み進めるうちに新鮮な気づきを獲得できました。
ヒエラルヒーとチームへの尊重がある点が今日のベンチャー企業系の「とりあえず成功しました哲学」と一線を画している点で、信頼がおけました。
その中から私にとって興味深かったマインドセットや思考法をお伝えします。
「海の水を全部沸かすな」
マッキンゼーのチーム仕事術のなかで特徴的なのが、個人、チーム単位での消耗を抑える工夫を重視している点です
かの有名な80対20の法則を筆頭に、目を通す文献は、適切な判断を導く最低限の分量にカットすることを重んじます。
仮説を証明したり、反証するにあたって、分析を裏付けたり、または反駁するために十分な「必要な事実」のみを収集するということは
チームや自分の時間と労力をこそ、最大の資源と見ているからです。
猛烈によりも賢く、全体のデータから反復や、類推、構造などをいち早く見切り、それ以上を読まずに切り捨てていくことが資源を守ることです。
「キードライバーを探す」
システム思考では、ある問題に方程式が一つ増えるごとに、システムを解く為に必要な計算量が、すくなくとも方程式の数の2乗に比例して増えるという法則があります。
なんらかの単純化をしなければ、問題の複雑さが2倍になれば、それを解く為の時間は4倍になるということです。
たとえば、太陽系には何百もの物体があり、理論上確かにすべてが互いに引力を及ぼしあっています。
ところが天文学者がそれら惑星の動きを計算する時は、こうした物体のほとんどを無視するところからはじめます。
目につく問題の一つ一つを部分に引き剥がして、分解していくのではなく、いきなり核心に向かって掘り下げることを「キードライバーを探す」と呼びます。
そうすれば、事実に基づいた徹底的な分析を、それがもっとも有効なところに及ぼすことができる、これは論理学におけるオッカムの剃刀がその原型ですね。
「”見当もつかない”は暗号」
リサーチや面接で、ビジネス上のある質問を試みた時に、相手の反応や回答がこちらの期待通りではない、そんなシチュエーションによく打ち当たりますよね。
そんな時に、黙ってすごすご引き下がってはいけない、自分の質問が悪かったのだろうかとか、機嫌を損ねただろうかなどと心配するよりも、
クロスワードパズルなどの暗号を解くようにワクワクしろという意味です。
見当もつかない・・に類する言葉で返答されるということは、その背後に隠れている相手の心理には「忙しすぎてそんなことを考える暇がない」とか
最悪「面倒臭くて答える気にもならないし、役に立つとも思えない」という感情が現れています。
彫刻家が大理石の塊から、一刀一刀ノミを走らせることと、相手の発する”見当もつかない”を「鋭い質問」で一層一層引き剥がしていくこととは同じことです。
的を射た質問をすれば、逆に相手がいかに雄弁でよく知っているかに驚かされるものです。
相手の”見当もつかない”を認めてはいけない、それにはヒントが隠されていて、どうすればその気にさせられるかのチャレンジがある、というポジティヴな思考法です。
一方で、相手が”見当もつかない”と言うのを認めてはならないのと同様に、自分がそう言うのも容認してはいけないともいえるでしょう。
ましてや、他人からの質問に対して、自分が”見当もつかない”といった場合、相手がそれを認めてくれる、引き下がってくれることを期待してもいけないということです。
すべては明確に、コミュニケーション可能にするべき最大の努力を払う文化に、マッキンゼー式の考え方が現れている様に思います。
今日も最後までお読みいただき有難うございます。
独学では限界が来るときがあります
独学では限界がくる修行があります
コピーライターの修行は、独学という自分本意では上達しないものだそうです。
自分の癖や、興味関心、モチベーションタイプなど、気づかない内につくり上げている自分の牙城の内側で延々と空回りする様になり、
学びが無くなっていくものです。
そこで、宿題というフォローアップが、徒弟制度の様に用意されています。
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宿題の効果というものは、やってみないとわかりません。
例えば実際に自分で書いた文章を音声に録音するという宿題をやってみて、初めて気付いたことは、
自分の滑舌の悪さ以上に、話し言葉に相応しくない文章になっていることです。
成果が直ちに反映されないスキルは、意志の力だけでは継続が難しいです。
毎日コツコツタイプならば、苦にならないことかもしれません
でも、私には文章を書くことへの苦手意識があります。
提出期限に間に合わせるのも、あっぷあっぷです。
たったこれだけの理由でも、途中で諦めてしまうには十分な言い訳になります。
長期的目標を設定して実践する習慣を身につけさせようという親心に対して
頭でわかっていても、なかなか素直になれない捻くれ者です。
初めて仙人さんの音声を聞いてから3年という時間を経た今だから、
当時の自分には無かったものへの気づきがあります。
一言で言い表すのが難しく、また恥ずかしいのですが、それは素直さです
自分で思うよりも、自分の心の中は見えていなかったということ
自分が何に苦しんでいるのかも、自分では解っていなかったこと
そして何より、3年前に感じていた変わろうとしていた自分に
何が変わったのか納得できる説明が出来ないことです。
今回トライアルという形で再び宿題を提出する機会を与えられて
不肖の弟子に対する優しい眼差しを感じ、感謝しています。
実際にいくつかのプロモーションを手掛けたり、
ジョイントベンチャーで集客を手伝ってみたり、
セールスページのライティングをしてみたり、
人前で考えた文章を発表してみたりしました。
ハッキリいって、プロモーションとは集客とはセールスとは到底呼べない
レベルの代物でした。
思うような結果が出せませんでした。
「毎日セールスレターを書く」
「過去の教材の宿題を実践してみる」
「スワイプファイルを写経する」
この3つは本当に習慣づけたいと思っています。
宿題2
第1話の宿題2はマインドセットを書き出すことです
「子孫に残すレターを書け」
「競争したら負け」
「1%向上」
「ベストになる」
「ゼロか100」
「勝つ人は勝利を確信している」
「80対20の法則」
「トロイの木馬」
「魚になりきれ」
特に「ベストになる」
というマインドセットは、私にとって今一番の課題です
宿題3
どうすればお客さんに価値を感じてもらえるかを考える癖をつける
というものですが、
これは、自分の失敗の経験の分だけ補強されてきたように思います。
「失敗したエピソードを正直に伝える」
「お客さんと同じ目線で書く」
「元気がでるようなレターを書く」
「実践しやすそうな低いハードルのエクササイズをたくさん伝える」
「お金と健康と愛情という切り口から書く」
などです
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
自由と平等が両立しない本当の理由とコピーライティング
自由と平等が両立しない本当の理由
これは政治学における問題としてリベラリズム(自由主義)と保守主義という論争スタイルを維持している問題です。
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そして、一方で多くの政治理論家がリベラリズムと保守主義の最善のものを結合し、よりバランスのとれた包括的な政治学を見出したいという、理論上不可能な願望をこの問題対立に持ち込みます。
ゲルハルト・シュレーダーさんや、ジョージ・w・ブッシュさん、トニー・ブレアさん、「アフリカのルネサンス」のタボ・ムベキさんなどがあげられます。
政治家とは、常にこの両者の構造の違う建物を横並びにする存在であり、
今に続くそれは歴史への怨讐を複写(コピー)したものと言えます。
ウィルバーの整理の仕方は第一のステップで、リベラリズムは外面的帰結への指向性を示し、保守主義は内面的帰結への傾向性を持つという分類から始まり、
そして第二ステップで主体の段階の自覚、意識進化を段階づけて座標化するという方法を提示します。
平面構造で何がねじれているのか、それを知るためには、いかに立体構造を構築するかという方法にかかっているわけです。
自由と平等はなぜ両立しないのかという問いへの単純明快な答えは、民族という歴史的な乗り越えが、リベラリズムと保守主義のねじれの上に成り立っているところに見出せます。リベラリズムの矛盾は内面的な構造を経て噴出した乗り越えを、外面的な因果関係のみを素材にして説明可能にしているところに、
つまり、結果が原因を否定しているところにあります。
コピーライティングとは、この歴史への怨讐を複写コピーとして存在させてきたクリエーションの証言です
クラウゼヴィッツにとって戦争とは別な形としての政治であるならば、
1904年は政治を別な形のセールスとして追求する流れが本格化した年と言えるでしょう。
ここでちょっと「コピーライティングの誕生」についてお話しします。
今年で113歳になりますね
当時の宣言がどのような経緯で現在に至るのかということを知ることで
何が変わってきたのかということ、
現代は昔とはどう違うのかがわかってきます
1904年にある3人の人間が関与して、コピーライティングという職業概念は誕生しました
アルバート・ラスカーさん、クロード・ホプキンスさん、そしてジョン・E・ケネディさんです
アルバート・ラスカーさんは ドイツ移民で裕福だったそうで、
仕事を選べる選択肢のある人生を生きていました。 ジャーナリストになりたくて 広告業界を志望し
18歳の時にシカゴの広告代理店に就職して、2年くらいでボスに成り上がった才能ある人です。
個人としてセールスがうまくて説得が上手だったそうですが、
ただ、文章を書くことが苦手だったようです。
クロード・ホプキンスさんが代理で書いていました。
追求型のラスカーさんは広告とはなんなのかという答えが気になって仕方名がなかった様で
常に広告とは何かを追求していたそうです
自分は、セールスマンとしては結果は出せるけれども、セールスレターというもので同じ結果が出せない
という葛藤があったんでしょうね
ある時、ケネディから手紙が届いた
「あなたはマーケティグセールスというものを理解していない、もしそれを知りたければ私と出会うべきだ」
なんていう挑発的な手紙だったそうです
その一言がプライドの高いラスカーさんにとってとっても気に成ったらしく、ラスカーさんはケネディさんと出会い、
「コピーライティングとは、セールスマンをプリントしたものだ」という名言が誕生しました。
広告とはニュースだろうか?発表するものだろうかというラスカーさんに
ケネディさんは「違う、それは広告の一つに過ぎない
コピーライティングとはセールスマンシップをプリントしたものだ」
それがコピーライティングの真髄として今も語り継がれています。
今聞いたら、なんとなく当たり前のように響くかもしれません。
しかし、マーケティングや大衆という概念として当時このように発見されたのは、驚くべきことです。
セールスマンの人間そのものが文章となったとき、それは、
文章がセールスマンの愛や誠実さ、信頼、経験それらすべてを表現しているということでしょうか。
大変奥深いものを感じます。
でも、広告代理店の8割9割の人はこう言った歴史や本質に気づいていない
広告とはイメージ戦略とか
笑えるものとか、衆目をひくものとか、
その程度にしか思っていない広告関係者が多いのが事実です。
それはマーケティングにおけるテストという概念を知らないからでしょう。
そのコンバージョンとテスト結果から訴求していくメソッドがあるのがコピーという考え方で、
イメージ広告とはまったく違うものです。
上手とか、喝采を浴びる、文章として優れているとか
人から評価される文章を書くことがコピーライティングではありません。
淡々としてそこにあるもの
淡々とテストされてきたもの、そして淡々として歴史を作っていたものです。
歴史を乗り越えていけるものは、実は怨讐を越えて歴史の批判ができる立場です
その立場に立ってこそ、歴史を作っていく力を宿します。
そして、それゆえに、コピーライターは戦士と呼ばれるのかもしれません。
現代に通用するセールスマンである事と、セールスの魂を自らの内に宿した戦士になるという事
それが今の私にとってのチャレンジであり、コミットメントです。
https://www.naturalsuccess.jp/XJrCopywriterSchool/enter/#FslA4T
会うべき仲間と会うべきではない仲間
私は今、自宅から車で2時間ほど離れたところにある、温泉街から家路についています。
googleマップで表示されている距離は141キロ
それだけの距離を運転していると、
ちょっと首を傾げると、ゴキゴキッと関節音が鳴り響くほど肩が張ってきますし、
瞬きの回数が激減している為か、ジワジワーと目の奥が痛くなってきます。
ーそれでも
その距離を日帰りで往復するバイタリティーは
「ある人物と出会わなければならない」というところから湧いて出てくるのです。
その人物とは、同じ師匠に就いて、日々ともに研鑽し合っている友人であり
師匠の教えが身についているか否か、お互いにチェックする試験官です。
旅行会社の添乗員を副業としている語学堪能な彼は、
仕事の都合でその温泉街に数時間立ち寄るとメッセージしてくれました
最後に彼と別れたのは、師匠の声を聞いたとあるセミナーの会場、
それは半年も前のことになります。
移動は苦ではありません
カーラジオから師匠の音声教材が聞けるようにFM設定して
復習をします。
嬉しいことに考えることが山ほどあります
お互いの近況報告
40歳を前にまた一段と引き締まった顔つき
近未来的ビジネス戦略への提言と、師匠の教えの実践確認
旧交を暖めるということの喜びを味わうのは
昔から人生の尽きせぬ楽しみと言われていますが、なるほど其の様です。
次世代を担う子供たちの為に、そしてー
同じ師匠の教えを戴く我々に課された使命とは
「雇用を生み出す」リーダーシップと
「人材を生み出す」向上心を
「自らの言葉と行動で示す」ことです
14年という年月のうちに自ら経験して検証したことのみを語る、唐竹を手刀で割るような豪胆さと
そのチャレンジの中で味わった手痛い教訓をこそ包み隠さず伝え示そうとする、若葉が朝露を跳ね弾けさせるしなやかな筋肉さを持ち
消化不良の情報と先入観で自らを縛っている我々を解き放ってくれる師匠のマインドセットは快刀乱麻といえます。
「リーダーシップ」
この実践の中からくる教えの一つに
「天才のみを仲間にしなさい」というマインドセットがあります
プロジェクトチームを結成するときに、仲間にすべきではない人を仲間にしてしまうことで後悔してしまうことがよくあります
それは、常識的感覚から陥ってしまう6つの誤った判断基準からなります
その時その時、チームで目標を達成する為に必要なコアメンバーの中に、全体のマイナスになるような人を入れようと思うリーダーは居ないでしょう。
しかし、実際にチームを結成して取り掛かってみると、進歩状況が思わしくなかったり
内部で思わぬトラブルを誘発してしまいます
これもまたリーダーの責任なのです
仲間にすべき天才とは
以下の6つの要素で選ぶべきではありません
興味深いことに、常識的選考基準とは全く逆さになるかもしれません
1、学歴
2、人間的魅力
3、態度
4、リーダーとの相性の良さ
おっと、エクササイズの時間です
残り2つとこれらの基準で選んではいけない理由については後日書きますね
お読み頂き、ありがとうございます
修行の始まり
コピーライターcopywriterという英単語をweblioさんで調べると
The successful copywriter is a master of apposite and evocative verbal images.
という例文が下に表示されました。
この訳は
成功したコピーライターは、ぴったりとして喚起する言語心像の熟練者である
appositeは適切な
evocativeはinspirational つまり心を揺さぶるという形容詞
その基となっているevocateという動詞は古英語ではevoke:発生させる、思い出させる
として使われていたそうです。
Wiktionaryに行くとevocareというラテン語にその語源を辿る解釈がはじまり
evocoからは
lure魅惑するもの:釣りの道具で、釣り針を魚に視覚的に餌と誤認させるのルアーというものがありますね
infinity無限
designate選任する
summon召喚する:デビルサマナーというゲームがありましたね
という単語との類似性関連性が説かれます
ちょっと神秘的な響きを帯びてきました。
ヨーロッパにおける言葉の歴史では、呼び覚ますという言葉はそれら神秘的な起源を持ちつつ、
私たちの現実世界に躍動している世界の動きを写し取る言葉の様です。
世界とは、言葉に呼び覚まされて初めて、魅惑され、認識され、求められるものでしょうか。
主体は世界を成立させる作用そのものであると説くウィトゲンシュタインや、カント
を想起しつつ、私はあるとき、ある場所、ある条件でコピーライティングと出会ったのでした。
ちょっと胸に手を当てて考えてみてください。
考えてあなたが影響された文章は、どうやって書かれたものでしょうか?
世界を動かしてきた言葉とは、どのような力に満ちていたのでしょうか?
寺山修司は、「目で見た世界は人間を部分的な存在にしてしまう
世界を見るためには、我々は目を閉じなければならない」という言葉を残しています。
あなたが今読んでいる文章は、もしかすると誰かが目を閉じて書いた文章なのかもしれませんね。