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建築のノーベル賞

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建築のノーベル賞
 
建築のノーベル賞と呼ばれる
アメリカのブリツカー賞を受賞した作品があります
伊東豊雄さんの
『みんなの家』という建築です
東日本震災によって
津波で押し流された多くの町の一つ
陸前高田の被災者の方々と対話を重ねて来た伊東さん、
妹島和世さん、山本理顕さん数名の建築家
たちの
共同居住プロジェクトに
賞が贈られました
 
構想されたのは
回収可能な材料を再利用した住居です
そして、震災後の近未来に
被災した方々が共同生活のあり方をイメージできる
というコンセプトが掲げられていました
 
市民グループと協力して作り上げられた建築モデルは
ヴェネツィアに展示されることになりました
 
「デザイン」されたものでも、広範な地域コミュニティの意見を「研究」したものでもない。

「多くの建築家は、社会のために建築を作っていると言いながら、建築家のために建築を作っているようにも思われます」

建築家の目線から社会と人々を眺めていると思います。それを改めて、住民の方々と同じ目線から考え直してみたい

草の根のコミュニティへの貢献における教訓。単にダメージを修復するためだけでなく文化的かつ経済的な再活性化を図るという原則が盛り込まれています

伝統的材料の再利用を通して

共通の習慣や伝統的使用と、

コミューンにおける新しい住居モデルとを結びつけるものとして

僕たちの文明を再建しうる共通の土壌はどこに有るのか

という問いかけに満ちている

世界中の建築家はそこに注目していました。

 

どうやって共同の生の形を構築するか

芸術とは

作られたものではなくて

変える力をつくり出すもの

 

そういう考えを僕たちは持っているでしょうか

今日ご紹介する本は

芸術経営です

変わらない価値基準の中で選ばれた人財のみが生き残り、

溢れた人財、スポイルされた人財は行き場を失っていく。

スポイルされた人財は、従事する責務を負いながら

才能開花につながるきっかけと適応性を、

企業と人が相互に摘み取っている

そういう現実のあり方をビジネスと呼んで来ました

それとは違う経営のあり方

過去から現在までの12人の芸術経営の代表者を取り上げて

現代に一石を投じています

藤原定家本居宣長がビジネスマンと聞くと

違和感があるかもしれません

例えば本阿弥光悦はデザイン哲学を藝術に導入しました

光悦は美術品を単に鑑賞用とするのではなく、

人々の暮らしに接する生活道具の一部と考えていたのです。

鷹峯の芸術村には、光悦の呼びかけで、絵師や蒔絵師、陶工、金工などの工芸家や創作活動を支える紙屋、筆屋、織物屋などが集結しました

著者の船橋さんは

は己の心を虚しくし、人の芸術的才能を認めること

それを大衆への訴求力にすることを提案しています。

彼らの芸術的手法を

生活と経営と価値観に取り入れる試みのことを

芸術経営と言います

芸術には

強烈な感情が唄い込まれています

芸術には時として

語ることを拒絶するような

言葉にできない悲しみを表現しています

その芸術が問いかけてくれた世界の解釈や意味は、

物事の本質に肉迫し、原点に立ち返り

僕たち個々人が持っている変化への対応力を

強く後押ししてくれる

組織内にそんな芸術的インキュベーションを取り込む経営が

これからの経営理念には不可欠です

https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z

今日もお読みいただきありがとうございます