マッキンゼーにみる最強の仕事術とは

マッキンゼー式世界最強の仕事術

 

マッキンゼーカンパニーの特色は、一言で言えば圧倒的な”Yes”を育む文化です。

MBAを取得したビジネススクールの卒業生からさらにトップエリート数人をスカウトし、
顧客サービスに全身全霊を傾けさせます。

音声はこちらから↓


チームで問題分析、企画立案から実践に落とし込むまでに没頭させ、責任を負わせます。
何ヶ月も我が家、家族とのコミュニケーションを離れて仕事だけに没頭させるというハード・スケジュールで、
「アップ・オア・アウト」(一定年限以内に昇進するか、さもなければその組織から出なければならない)という戦場に立たされるといいます。
この目的のためには禁欲的で、自己進化を促すストイックな文化には、戦士としてのコピーライターの生き様、心構えに近いものを感じます。

20年近く前の本でもあり、今ではほとんど常識となっているビジネスマインドセットなので、目新しいものはない、、などとAmazonレビューでは酷評されていますが、
それでもコピーライティングを学んでいる私にとっては、読み進めるうちに新鮮な気づきを獲得できました。

ヒエラルヒーとチームへの尊重がある点が今日のベンチャー企業系の「とりあえず成功しました哲学」と一線を画している点で、信頼がおけました。
その中から私にとって興味深かったマインドセットや思考法をお伝えします。

「海の水を全部沸かすな」f:id:copywriter-jyuusyoku:20170510070848j:plain

マッキンゼーのチーム仕事術のなかで特徴的なのが、個人、チーム単位での消耗を抑える工夫を重視している点です
かの有名な80対20の法則を筆頭に、目を通す文献は、適切な判断を導く最低限の分量にカットすることを重んじます。
仮説を証明したり、反証するにあたって、分析を裏付けたり、または反駁するために十分な「必要な事実」のみを収集するということは
チームや自分の時間と労力をこそ、最大の資源と見ているからです。
猛烈によりも賢く、全体のデータから反復や、類推、構造などをいち早く見切り、それ以上を読まずに切り捨てていくことが資源を守ることです。

「キードライバーを探す」

システム思考では、ある問題に方程式が一つ増えるごとに、システムを解く為に必要な計算量が、すくなくとも方程式の数の2乗に比例して増えるという法則があります。
なんらかの単純化をしなければ、問題の複雑さが2倍になれば、それを解く為の時間は4倍になるということです。
たとえば、太陽系には何百もの物体があり、理論上確かにすべてが互いに引力を及ぼしあっています。
ところが天文学者がそれら惑星の動きを計算する時は、こうした物体のほとんどを無視するところからはじめます。

目につく問題の一つ一つを部分に引き剥がして、分解していくのではなく、いきなり核心に向かって掘り下げることを「キードライバーを探す」と呼びます。
そうすれば、事実に基づいた徹底的な分析を、それがもっとも有効なところに及ぼすことができる、これは論理学におけるオッカムの剃刀がその原型ですね。


「”見当もつかない”は暗号」
リサーチや面接で、ビジネス上のある質問を試みた時に、相手の反応や回答がこちらの期待通りではない、そんなシチュエーションによく打ち当たりますよね。
そんな時に、黙ってすごすご引き下がってはいけない、自分の質問が悪かったのだろうかとか、機嫌を損ねただろうかなどと心配するよりも、
クロスワードパズルなどの暗号を解くようにワクワクしろという意味です。
見当もつかない・・に類する言葉で返答されるということは、その背後に隠れている相手の心理には「忙しすぎてそんなことを考える暇がない」とか
最悪「面倒臭くて答える気にもならないし、役に立つとも思えない」という感情が現れています。

彫刻家が大理石の塊から、一刀一刀ノミを走らせることと、相手の発する”見当もつかない”を「鋭い質問」で一層一層引き剥がしていくこととは同じことです。

的を射た質問をすれば、逆に相手がいかに雄弁でよく知っているかに驚かされるものです。

相手の”見当もつかない”を認めてはいけない、それにはヒントが隠されていて、どうすればその気にさせられるかのチャレンジがある、というポジティヴな思考法です。

一方で、相手が”見当もつかない”と言うのを認めてはならないのと同様に、自分がそう言うのも容認してはいけないともいえるでしょう。
ましてや、他人からの質問に対して、自分が”見当もつかない”といった場合、相手がそれを認めてくれる、引き下がってくれることを期待してもいけないということです。
すべては明確に、コミュニケーション可能にするべき最大の努力を払う文化に、マッキンゼー式の考え方が現れている様に思います。

X-Jr.コピーライター養成スクール

今日も最後までお読みいただき有難うございます。