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日本人は感情を「操作」されている

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日本人は感情による「操作」を受けている
 
 
 
海外のジャーナリストは決まってこう言います
 
日本人は感情をかき乱されやすい
感情による「操作」を受けやすい
振り回されやすいと指摘されます
 
みんなが、良いよね
うん、良いよね
良いよ
と言われると
反論しずらい
と思いませんか?
 
一般論や
倫理に対して
固定観念が強すぎて
 
価値観を操作されやすい
 
複数の国や政府から
倫理操作を受けているのが
 
メディアを客観的に見ても
 
感じないのが逆に不思議
です
 
今日の国際社会では
 
倫理は武器にされているのです
 
決して面白がることは出来ません
これは悲しいことです
 
 
例えばヘイトスピーチって聞いたことありますか
 
民族や価値観の違う人たちの間で
相手の自尊心を傷つけることを目的とした
言葉やアクションのことです
 
傷つけて、その国から出て行けとか
言っています
 
相手が大切に思っている人であればあるほど
貶します
 
相手が触れられたく無いことほど
面白おかしく、笑いのネタにします
 
そして、この国から出て行けとか
言っています
世界中でやってます
 
 
血を流さない殺人です
 
でもちょっと考えて見ましょう
 
ヘイトスピーチをわざわざする人は
相手が本気で出ていくと思って
やっているんでしょうか?
 
これは、本当に相手を傷つけることを目的ではありますが
問題解決の為の
言葉や行動なのでしょうか
 
そして、ヘイトスピーチをしている
当の本人たちは
どんな得をするのでしょうか
 
そのような憎しみのアピールが
社会的アクションとして大きくなったら
多くの人が認知するようになったら
問題は解決するのでしょうか
 
答えを先に言うと
NOです
 
感情や正義感にとらわれると
問題はより複雑化します
 
鉄で出来たパーツを想像して見てください
ボルトとか、穴の空いた板とか
そう言った
その色々な形をしたパーツを組み合わせて
何かの形を作ろうとしている時に
強力な磁石を持ってくるのと同じです
 
それぞれの場所で
それぞれの目的を持って
問題解決をしている人たちが
違う力で別方向に引っ張られていきます
 
問題は解決から遠のきます
 
ヘイトスピーチは問題を先送りして
複雑化することで解決困難にすることで
言い方を変えると、注意を引きつけて
議論を巻き起こすことで
憎しみや感情を両国間の
溝や争いが激化することで
 
得をする人がいるからです
 
この際、誰が得をしているかは問いません
 
問題を引き起こす人はどういう人か
と聞かれると
 
ある問題解決が遅れたり、失敗することで
別の問題が解決する人です
 
 
良識のある人がヘイトスピーチを聞いて
どう感じるか
 
怒りです
 
武器を使わない紛争です
 
そして、共存する世界を壊す行為です
 
一人二人どころでは無い
子供達、そのあとの世代の命に関わります
 
ですから必死になって
正義感とか
民族の歩んできた歴史とか
人間の尊厳とか
国際協調の必要性などを解きます
 
それは、ヘイトスピーチをしている人の
思うツボです
 
倫理を持ち出して
「それだけで」
ヘイトスピーチをやめさせようとする考えは
 
ヘイトスピーチで相手を社会的に殺そうとする人が考えていることと同程度に
悲しくも馬鹿げています
 
価値観の違う人の書いた文章やTwitterを炎上させて
成敗した気分になっている人の心理です
 
この様に感情をコントロールされる僕達にとって
 
人を殺しては行けない
倫理では無いのです
 
何故ならば、人を殺しては行けない
が倫理であっても
人は救えないからです
 
人を殺しては行けないが
本当に倫理だったら
何故僕達は真剣に、
自分の命を掛けてまで
それを阻止しようとしています
 
決してニュースで他人事の様に
聞いてられないはずなのです
 
時代を超えて、
価値観を超えて通用するものでなければ
本当の倫理とは言えません
 
実際に人の命が軽く扱われている
いまこの世界
その世界観を
真剣に否定しようとする人は
とっても珍しいです
 
どこかで諦めています
 
諦められるものは倫理ではありません
 
 
では、何が本当の倫理か
それが仙人さんが出した今回の宿題です
 
 
仙人さんには国籍がありません
 
人生の時間に占める日本以外の国での生活が長くて
僕達には考えもつかない世界でビジネスを成功させてきた人ですが
 
話を聞いていると
 
ああ、この人は日本人では無いな
とよく感じます
 
そんな仙人さんからは
鋭い指摘がもらえるので
それだけでも価値を感じています
 
仙人さんは問題解決の鬼です
 
 
私ならばこう答えます
倫理とは
 
感情と思考と行動と価値が一致して初めて成立します
 
経済学において人生の目的と経済が一致していることが前提であるのと同様に
 
問題解決に向かって自分自身に嘘がないことです
 
そんな世界観は
感情を操作されている主体には永遠に現れません
 
願望のバイアスを取り払って
冷静に一つ一つの出来事を見ると
 
犯罪とは社会問題ではなくて
単純な錯誤であると言えます
 
錯誤ではない真の問題解決とは何でしょうか
それは、まず僕達がどうやって感情を操作されているかを
知ることから始まります
 

自分自身で納得できない部分を
変えたいと思っている人ほど
実際には変われないのは
自分の変わりたい願望に囚われているからです

感情に囚われている問題は解決しません

 
 
今日もお読みいただきありがとうございます