copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

折れる心と折れる傘

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折れる傘と芸術の心理学
 
喧嘩や言い合いをしていても、
絶対に謝らない相手っていませんか?
 
間違いを指摘しても、逆に反発して逆ギレくる
自己中心的な人がいます
 
旦那さんだったり、職場の同僚だったり
お隣さんだったり、あるいは我が子だったりします
 
自分の過ちを棚に上げて、揚げ足をとってくるというテクニックで
うやむやにされたり
確かに悪かったけど、そういうお前は・・
と話をすり替えられたりしてしまいます
 
言わなくてもいい言葉や
ポイントが飛散してしまって
感情がすり減っていった結果
一歩引いてしまう人はいつも同じ人です
 
時間がもったいない
という大人の判断をしている方も多いです
 
パート先でパワハラにあって
その相手と口論になっているところを
その上の上司に
君たちの口論に時給が発生しているんだから会社に得がないんです
お互いが歩み寄るか、二人ともこの場で辞めてもらうかになりますね
と言われて
逆に謝ってしまったり
 
折れるタイミングは難しいです
 
私が折れないと状況が好転していかないから
と思って
毎回不満のまま主張を取り下げたりすることを
折れる
と言いますよね
 
私が悪者になっていれば収まる、そういうテクニックと思って
毎回折れていると、
ある時、本当に心が無反応になってしまいます
悲しい気持ちで、感覚が麻痺してしまいます
 
毎回折れる役をやっていると
本当に心が折れます
 
対人関係で折れることは
今の所、仕方ないです
 
舐められている方の仕事です
 
あなたが下に見られているのは
何かの理由があるはずです
 
都合のいい相手と思われています
 
相手を下に見る様な価値観の持ち主を相手にしているのですから
 
舐められない人になるか
付き合うのをやめるかどちらかです
 
根本的な解決は時間がかかります
 
ですから、場当たり的な
 
都合のいい折れ方ができることは
 
生きるために必要な逃げ方です
 
 
 
 
心理学の言葉では「置き換え」
という考え方があります
 
自分の心の中で起こっていることを言葉やイメージで表現してみると
その言葉やイメージが心にアクセスし始めます
 
受験の時に、落ちるとか滑るとか
そんなイメージや言葉がネガティブな感情を引き込んでしまうから
配慮しますよね
 
ポッキリと折れる心と僕たちが思っている時、
そのままポッキリ折れた物体のイメージとして
 
心の中に定着しているものです
 
すると、ポッキリ折れるものに触れたり、
手元に置いたり、実際に何かをポッキリと折って見ると
案外すっきり爽快な気分になるのです
 
尊重されない寂しさや
受け入れられなくて締め付けられる様な胸の感覚も
 
ポッキリ逝ったものを客観的に見つめることが出来れば
また頑張れるのです
 
心理学の本を読むよりも、
「ぽきっと折れるんです」という折れる傘を手元に置きましょう
 
郵便局で売ってるんです
全国5000局で手に入ります
 
折れても元どおりになる傘として
よく売れます
危険がないですよね、折れた骨の先が尖っていると
何かに引っ掛けますし
そう簡単に捨てられませんよね
 
突風とかで外から力が加わると、
グラスファイバー製の骨が外側に外れます
一見折れた感じになりますが
一度傘をたたんで見ると
外れた骨が元の位置に誘導されます
 
もう一度開いたら元どおりになっているのです
18万本売れるのもわかりますよね
 
 
抑えきれない感情は
 
自分以外の何かに置き換えて
静物の様に見ると
 
心の中の感情も
静まっていくのです
 
この様な心理学は
芸術として語られて来たものです
 
真向かいにならないことも大事です
何故ならば、人は皆、誰もが現実逃避して生きているからです
 
現実逃避をするなというには
現実はあまりにも辛すぎます
 
ですから
逃避の仕方にバリエーションがあってもいいのです
 
あなたに余力ができたら、
その時は
 
また相手の主張する現実に降りて逝って
 
付き合ってあげればいいんです
 
ひな祭りの人形は
流行病で死んでいく幼子を悼んで
 
人形には取り付いていいから、
この子に取り付かないで
 
という想いで作られました
 
人の思いや苦しみを託す意味で
ヒトガタとして人形と名付けられました
 
そんな中間的とも言える存在として
 
「私」の想いや生きる苦しみを代わりに受ける存在として, 
人形やキャラクターは存在しています
 
僕たちがもっと頑張れる様になる時は
 
気力も体力も充実している時
頼れる人がそばにいるとき
 
そして、人間的に成長できている時です
 
そんなに焦らずに、現実を逃避する方法を
学んでおきましょう
 
今日もお読みいただき有難うございます