copywriter-住職’s blog

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したい苦労が出来る時代へ

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もう、教育政策には期待できません
 
コピーライティングについて
仙人さんに質問です
 
仙人さんは
ソフトパワーを身につけたライターの存在を
強く意識しています
 
ソフトパワーとは以前もお話ししましたが
国際政治学者のジョセフ・ナイさんが提唱下言葉です
 
感情に訴える能力
コミュニケーション能力
ビジョンを明確にする能力
人間の自由裁量で
でも決まってしまう影響の力をソフトパワーと言います
 
ハードバワーは法律や軍事力、経済力などの
個人に自由裁量のない、強制力のある影響力です
 
 
そしてハードパワーとソフトパワーとを
関係させる能力を
スマートパワーと名付けています
 
組織としての大学が崩壊した後、
研究者は大量に路頭に迷うこととなります
でも、スマートパワーの真の担い手である研究者は
その才能の落ち着き場所を得られません
 
そして選択する能力もありません
 
僕が仙人さんに期待している要因の一つに
研究者にアントレプレナーシップを教育する発想から
逆転した発想があります
つまり、起業家を研究者にするという発想です
 
もう、国家主導の教育政策に期待は出来ません
 
 
メディアアーティストで実業家、大学教員である
落合陽一さんが4年前のブログをツイートしていました

 

日本のITが永久にアメリカに勝てない理由

と題していて
当時シアトルでマイクロソフトの研究所の職員として研究していて感じたことを
書いていました
今回の要点をまとめると,日本のITが勝てない理由には,大きく分けて2つ
  1. 種がない(技術シーズとそれを育む人的環境が弱い)
  2. 畑もない(ベンチャー生態系が弱い)
世界レベルのアイデアがあるのに
そのアイデアを突き詰めて行く資金が
研究にも、研究者にも注がれないことをタネがない
と表現していました
日本風モノ作りでチームワークが中心となる車や電化製品といったプロダクトと違い,ITという名前の通り,アイディアや知性がプロダクトに与える影響が大きいこと,そしてそもそもそれは少数の優秀な知的エリートによって生み出されることが多いという点です.人的資源がとてつもなく大切な分野
 
アメリカのIT系の学生は普通にキャリアアップとして博士号をとりにいきます.
そして,卒業後は様々な企業で高待遇で働くか技術シーズを用いて起業するというオプションを得ます.
若くてフレッシュな博士のもたらす技術シーズは様々なところで非常に求められています.
つまり,博士に進学し,研究経験を積むことが産業界からも強く求められている訳です.
 
しかし,日本ではあまり,そうではありません.
「博士は長く勉強した人」くらいのイメージしかなく,
特定技術分野に置ける即戦力というイメージよりは,
長く勉強したおかげで,社員教育が徹底しにくくなっている人というイメージの方が強いんじゃないでしょうか
海外の転職文化と日本の企業文化が異なるのは言うまでもないことですが,ITという産業の特性上,知性ある即戦力を生かしていかないと,うまいサイクルを引き起こせないのではないかと危惧しています.
また研究経験のある博士学生をコンサルティングファームがよく雇用する話は有名ですが,研究は本質的にITの素養が身に付く分野(コンセプト立案,小さい実行,速いサイクル,価値の説明)なので,もっと研究分野からIT系へのキャリアパスを明確化するのが,日本のIT産業を育てていく長期的な見通しになるんじゃないかなと思います.
 
4年がたった今も
現状は全く変わっていません。
これは、仕方ないのです
もう変わらないのです
 
話は変わりますが
 
サンクチュアリという漫画を読んだことがありますか
 
僕は大学生の時に読みました
 
これ読むと、アツくなるよって
友達から勧められたのですが
読んでみて
ショックを受けました
 
カンボジアのクメールルージュによる政変では
国内の政治家や学校の先生などの知識人、
外国人の技術者や報道関係者らも
御構い無しに皆虐殺されました
 
生き延びた
日本人孤児2人が
日本に帰ってきてから
それぞれ
政界のトップと裏社会のトップを目指して奮闘し
やがて日本の政治を変えるというストーリーです
 
政界のトップに君臨するのはわかるとして
裏社会を一つにまとめてどうするのか
 
ネタバレになりますが
 
華僑に見立てた和僑という組織として
海外に経済的拠点を作りる目的を胸に
集団で日本を出るのです
 
もともと裏社会に生きている人々は
 
資格を持っていないとか
品行が悪いなどの理由で
社会からつまはじきにされて、
自信と誇りを失った人たちです
 
お金と暴力に疲れ切った人たちが
もし、自信と誇りを取り戻したら
彼らはお金や暴力に支配された生き方を
かならず変える
という信念が
サンクチュアリの主人公にはありました
 
 
研究者ではない僕たちも
学び、進化することを喜ぶことができます
 
知識を身につけること
社会に有益な創発をすることは
誰にも制限はありません
 
学ぶ意義を見つけるからこそ
僕たちは学ぶのです
 
誤った教育政策によって
義務教育やその後の教育機関
学ぶことが嫌いになった人たちが
たくさんいます
 
社会に出ても、
暴力やお金に支配された生活をしています
 
僕たち一人ひとりが
自分の才能や個性に目覚めたら
 
サンクチュアリの裏社会の人たちのように
一人ひとりが変わると思います
 
もちろん、研究者の勉強量はすごいものです
いきなりキャリアチェンジできるほど甘くはありません
 
でも、それは
AIによって可能になりつつあります
 
以前よりも少ない時間で基礎的な学問や
情報処理能力は身につけられます
飛躍的にアップした能力で
 
あらゆる経験をして
ステージアップしていける世の中になります
コピーライターはその先兵だと
仙人さんは言っているのです
 
条件さえ整えば
僕たちは誰もが起業家です
条件さえ整えば
僕たちは誰もが研究者です
そして、社会に有益なことが
誰にでもできるのです
 
楽に成功するとかではなくて
したい苦労が出来る
 
人生のステージアップには
いつでも研究者として学ぶ楽しみを取り戻して
また仕事に没頭する時間が交互にあってもいいのです
 
 
今日もお読みいただき有難うございます