copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

救世主も最初は破壊者

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業界の破壊者から救世主へと転身
 
革新的な事業を展開する経営者につきまとうのが
価値の破壊者という汚名です
 
何百万という楽曲に合法的にアクセスできるようにしながらアーティストへ報酬を支払う
というビジョンの途中では
実際に、多くのアーティストとのトラブルがありました
 
理想的な音楽業界のプラットフォームとなるために
アーティストに不利益を与えたことも認めつつ
 
それでも現在進行形で、
 
100万人のアーティストが才能で生活できるようにするためのハードワーク
を作り上げようとしている
 
スポティファイ社のCEOである
ダニエル・エクさんです
 
2017年、音楽業界でもっとも影響力のあるビジネスパーソン100人のリストで
トップに名前が出てくるエクさんは
音楽業界を衰退させたと言われる、音楽作品のフリーダウンロード
コピーと戦っています
 
音楽業界全体の売上高は1999年から2014年までに40%減ったそうです
 
一方で、スポティファイは有料会員7100万人を抱え、
円にして1兆円以上をロイヤルティーとしてアーティストやレーベル、
パブリッシャーに支払ってきました
 
アーティストの知的財産を守ることは
アーティストが受け取るべき報酬を守ることです
 
そして、そのモチベーションが質の高い音楽への創作を
約束してくれます
 
音楽業界のあるべき姿を模索しているエクさんに
全世界の音楽愛好家から
期待が集まっています
 
最初に提案したのはフリーミアムです
フリーとプレミアムとの考え方を合体させた言葉が
 
フリーダウンロードを容認しながら
プレミアムサービスの方が楽しめる、ストレスレスであるので
フリーの領域の住民をプレミアムに導き、徐々に移住させて行く
ビジネスモデルです
 
基本的なサービスや製品は無料で提供し、
さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みです
 
そして、無料ダウンロードをするプレーヤーに対しては
その人の行動情報をAIで集積します
 
利用者の好みを察知して、
多角的な方向からの提案やコミュニティへの誘導ができるようになりました
そのレコメンデーションも他社にはない強みだと語ります
 
現在、世界のメディアコンテンツ消費の約半分は、音楽です
 
 
「みんな1日に約3〜4時間は音楽を聴いている。
これは、ものすごい量の音楽だよ。」

でも音楽産業に目を向けると、世界の規模は(2015年が)1500億ドルで、それほど大きな利益を生み出していない。一方で、世界のテレビ産業は、1兆ドル規模と巨大市場なんだよ。だから、僕は、「世界でコンテンツ消費の50%を占める音楽が、ほんのわずかな収益しか上げられないことは、問題じゃないか?」という疑問を抱いてしまうんだ。

 

僕たちは、アーティストがファンとつながる、新しいモデルを作ることが重要だと考え、そのためにベストを尽くしている。ファンとのつながりを付加価値として、クリエイターたちに収益化のチャンスを拡げたい。

クリエイターの利益確保を重要視しつつ
でも、過去の閉鎖的なコンテンツ配信では立ち行かなくなることを見越しています
 
これまでにない、新たな音楽業界を作り、
アーティストも移住させたいんですね
 

僕たちは、エクスクルーシブな配信は、アーティストにとって有益じゃないと考えている。理由はいくつかあるけれど、今の時代、アーティストは好むと好まざるとに関わらず、ネット上のあらゆるサービスで音楽が流通されるから、単一のプラットフォームでわざわざ配信する価値が薄れてしまうんだ。

音楽は可能な限りすべてのプラットフォームを使って広く配信するべきだと思う。それぞれ異なるオーディエンスがいることを忘れてはいけない。Spotifyではアーティストが安心して使える「包括的」な方法を実現したい。



Read more: https://www.excite.co.jp/News/it_g/20161021/Gizmodo_201610_spotify_daniel_ek_interview.html?_p=4#ixzz5OI4hWHGM
 
ビジョンにむかいながら
そのプロセスに起こる問題に立ち向かうエクさん
 
これからも目が離せません
未来のビジョン経営の組み立て方は
こちらから学んでください
僕たちにはもっと多くのダニエル・エクが必要です
 
今日もお読みいただきありがとうございます