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システム化は一番最後

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システム化は一番最後
 
システム化は一番最後にするべきなんですよ
 
仙人さんのマインドセット
ハッと気づかされた一言です
 
企業の運営で、システム化されていると聞くと
スマートなイメージがあります
 
スマートな経営と聞くと
一切の無駄を省いた
本当のレバレッジだけ
というイメージがありますよね
 
ステマティックにすれば上手くいくという
イメージがあります
人間の肉体や宇宙はとてもスマートにプログラムされていて
ステマチックだとか
 
日本の官僚機構は、無駄がないシステムで動いているとか
 
キャッシュフローをシステム化して
理想的なライフスタイルを構築しましょうとか
 
しかし、
本当のレバレッジはテストした後に分かる
ものです
 
答えありきの世界では上手くいくのですが
現代の世界の動きに合わせて
常に正解はありません
 
時代や価値観に合っていない論理を中心に
システムを作っても
結果の出ないものばかりが生み出されます
 
そんな時代に
頼るべきものは
アートから学ぶ経営感性である
書かれた本があります

 

世界のエリートはなぜ 「美意識」 を鍛えるのか? - 経営における 「アート」 と 「サイエンス」

 
これまでのような 「分析」 「論理」 「理性」 に軸足をおいた経営、
いわば 「サイエンス重視の意思決定」 では、
今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない
 
他の人と同じ答えを出すには
システム化された理論や形式はとても頼りになります
 
しかし、今日のように世界で沸き起こる自己実現消費という時代には
多様な美意識を身につけておくことが
最大のレバレッジになる
と語ります
 
美意識を鍛える方法の一つが紹介されています
アート作品に触れ「見て、感じて、言葉にする」訓練です
 
直感から新しい論理を導くことで
レバレッジを見つけるのです
本文より
 
結果的に大きな業績の向上につながった「優れた意思決定」の多くが、
直感や感性によって主導されていたという事実によって私が伝えようとしているのは、
決して「論理や理性をないがしろにしていい」ということではなく、
「論理や理性を最大限に用いても、はっきりしない問題については、意思決定のモードを使い分ける必要がある」
ということです
 
過去の失敗の事例や成功の事例
その積み重ねが官僚主義や法律や企業の経営システムを作り上げてきました
 
現実に起こっていることを説明するのに
過去の正解を分析、整理したサイエンスの他に
 
未来の可能性を想定したアートを加える提案をします
ミンツバーグによれば、経営というものは「アート」と「サイエンス」と「クラフト」の混ざり合ったものになります。「アート」は、組織の創造性を後押しし、社会の展望を直感し、
ステークスホールダーをワクワクさせるようなビジョンを生み出します。
「サイエンス」は、体系的な分析や評価を通じて、「アート」が生み出した予想やビジョンに、
現実的な裏付けを与えます。
そして「クラフト」は、地に足のついた経験や知識を元に、
「アート」が生み出したビジョンを現実化するための実行力を生み出していきます
 
システムを構築するには
サイエンス
クラフト
アート
 
これらを学んで自らの芸術や哲学を作る
ここにこそレバレッジが見いだせそうですね
 
芸術と哲学には3つの学びがあると著者は言います
コンテンツ、プロセス、モードです
 
コンテンツは芸術家や哲学者が何を疑い、世界をどう見ているのか
の問題提起と主張です
 
プロセスは、芸術家や哲学者にとってその主張をする背景や
動機、さらには持論や作品を展開するときに得られた気づきや出会い創発です
 
そしてモードは、芸術家や哲学者がどういう商品を社会に提供したのか
その具体的な歩みと挫折です
 
僕たちは、自分の価値観や世界観、美意識、成功に対するビジョン
それらをもう一度芸術家や哲学者の審美眼から磨き直し
 
試行錯誤して
本当のレバレッジを見つけたいですね
今日もお読みいただきありがとうございます