copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

そこにあるのは、感情の経験不足

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過ちを叱る前に
ちょっと立ち止まって考えるべきこと
 
身近な人が間違いを引き起こした時
 
あるいは自分自身が失敗してしまった時
 
振り返ってみてほしいことがあります
 
ちゃんと伝わっていただろうか
重要性を理解していただろうか
 
そして、自分や相手に対して
怒りがこみ上げてきた時には
 
経験不足なんだな
の一言で許すことができないかな
 
そう振り返ってみて欲しいです
 
 
今日は、ビジネスで用いられる思考
そのフレームを考えてみます
 
無能で十分説明されることに悪意を見出すな
 
ハンロンの剃刀という、有名な警句です
 
言い換えると
 
愚かさゆえに起こったと説明できる過失を、悪意のせいだと考えるな
 
とか
問題は悪意よりも無知から生じる
 
こちらの方がわかりやすいかも知れません
何か予定外の出来事が起こった時に、感情の波が訪れるとき
よくあります
 
相手の悪意を疑って
せっかくのパートナーシップを壊してしまうことがよくあります
 
それから、何かの悪意を探し始めると
計画や続けてきたことを白紙に戻して
ゼロから検討し始める自体になりがちです
 
それは失敗を否定する感情が強く働いて
その羞恥心やプライドが傷つくことを避けるために
 
誰かに責任を取らせるために、ありもしない悪意をでっち上げるかのようです
 
自己弁護のために
うっかり口を滑らせて、余計なことを言ってしまいます
 
失敗よりも、その失敗を恐れる気持ちや
否定したい気持ちが
自体を悪化させて行くことが
多々あります
 
それ以前にこう考えることで
さらなる失敗を防ぎ、立て直しができるどころか
失敗をしたからこそプラスな結果を導く知恵として
語られるのがハンロンの剃刀という概念です
 
オッカムの剃刀が元ネタになりますが
仮説を構築する際に、複雑化を招く不要な前提を取り除くことで、真理により素早く近づこうとするテクニック
 
こちらは思考倹約の法則と名付けられています
 
一方でハンロンの剃刀は感情倹約の法則とでもいうべきでしょうか
 
やり方を変えてみよう
それから
コミュニケーションがうまく言っていないからだ
そう割り切れる気持ちがあれば
 
だいぶ楽になります
 
自分の無能を残念に思い続ける必要もなければ
悪意に怯え続ける必要はありません
 
例えば、陰謀論という世界観があります
これは世界を俯瞰してみるには
とても考えさせられる考え方ですが
一方でこの陰謀論を目の前にすると
歴史の壮大さに打ちのめされて
自信をなくしてしまいがちです
 
陰謀論を否定はしませんが、
この世界が悪意に満ちている
という考え方をすることで
せっかく目の前に広がている可能性を
出会った人との未来を
信じていけなくなることの方が
デメリットが大きいのではないでしょうか
 
誰かの口車に乗せられるくらい
成長がなかったのです
 
これから自分自身が成長していき
半径5メートルの人を進化させて
幸せにしていきましょう
 
ハンロンの剃刀という言葉をわかりやすく教えてもらいました
コピーライター養成スクールA級の第10話でした
 
 
今日もお読みいただきありがとうございます