copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

Almost any questions can be answered

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今日はコピーライティングに対しての質問を書く日 です
未来的意味において、コピーライティングとは何でしょうか。
 
・・・とは何か
という定義を問い直してきた歴史は過去に既にあります。
一方で
未来的意義というものを問うこと
それぞれの専門分野で始まっています。
 
コピーライティングとは何か
これにはたくさんの考察とエピソードがなされてきました。
例えば20世紀初頭では
こんなエピソードがありました

クロード・ホプキンスさんがシュリッツビールの広告を担当した時のことです。

売り上げを向上させるための広告文を書くためのホプキンスさんはビール工場に 取材に出かけました

そこで、彼が目にしたのは実際的なビール作りのテクニックでした。

ビールを仕込むための水を確保するために地下深層4000メートルから汲み上げている手間や

ビールを注入する瓶を蒸気で4回も煮沸洗浄している製造過程を目の当たりにしたのです。

手間をかけることを惜しまない職人達の姿を含めて、言葉を選びました。

「生きた蒸気で洗われたビール」

「清潔なビール」 

 というキャッチコピーは

当時の強豪他社と比べて、なんの特色もなかったシュリッツビールを

わずか三ヶ月で州で5番目程度のポジションから全米1位の売り上げを出すまでに

成長させたのです。

それはどのビール会社でもやっていた、現場では当たり前のことでした。

製造方法をアピールすることに、意味を感じなかったのですね。

 

しかし、ホプキンスさんが製造工程を広告で臨場感たっぷりに伝え、

それまで味や濃度、材料の純粋さで勝負しようとしていたビール広告に対して

一転して

 製法へのこだわり、清潔さ、近代的、公衆衛生などの概念を盛り込みました。

既に使い古されていた言葉や狭い戦場を捨てて、新たな価値観を提示して

大衆に広く認知させることに成功したのです。

 

7回熟読するまでは、広告を扱ってはいけないとまで言われた、

ホプキンスさんの著書にはこう書かれています。

通販広告のスペースは、無駄なく利用されている。 

文字も小さな文字が利用されている。

通常に印刷物よりも小さいのが普通だ。無駄なスペースはどこにもない。

これは大きな文字が利益を生まないことを示している。

通販広告には無駄な文言もない。自慢話もない。意味のないおしゃべりもなければ、楽しませようという企図もない。娯楽要素も皆無なのである。

通販広告にはクーポンがついていることが多い。

興味を持った客に何らかの行動を起こしてもらうためだ。

通販広告の広告主は、人間が忘れっぽい生き物であることを知っている。

読み手は、何か他の面白い記事などを見つけて夢中になっているかもしれない。

もしくは、広告と接触後、夢中になるかもしれない。

目を留め、何かをしようと思った人の大半は5分でその決定を忘れてしまうのだ。

通販広告には常に的を得たイラストが利用される。

イラストはそれ自体がセールスマンだ。

通販広告に学ぶべき点が多いことを知るべきである。

 

 

彼は新鮮な目で発見したんですね。

多くの人が気づいていないことを気づいたのです。

「人間が忘れっぽい生き物であることを知っている」

この言葉がとても重要ですね。

広告の世界やコピーライティングには様々な側面があり、

人間の心理を研究した挙句に打ち出されたテクニックが数多くあります

その中でも、今後通用するものは何かを考えたときに

コピーライティングによって人間は発見されるという価値

が指摘できます。

AIよりも「発見する」ということだと考えます。

便利さや価値を発見して、

そのフレームに従って人間はAIの能力を仕込みます。

その能力が価値があるものだと教えるのではなくて

生み出された価値以外のことを教えないからです。

僕たちがAIと同居していくことを恐れるのは何故かということを

一歩掘り下げて考えると、

僕たちがAIと同じように、無感動に生み出されたからです

与えられた情報と秩序の内部だけで思考しているからです。

忘れていた感動を引きずり出すために、

また与えられた情報と秩序を批判する知恵を得るために

コピーライティングは学ばれる意義を有しています。

https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z

今日もお読みいただきありがとうございます。