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過去は未来ではない

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過去は未来ではない

コルネリウス・カストリアディスの自治概念

 

過去は未来ではないと聞いて、
うん、なるほど
と思う人もいますが、何を言っているかわからない方もいますよね。

カストリアディスの言葉を借りると、スッキリするのではないかなと思って
ご紹介します。
「われわれは、われわれ自身の法を
われわれに与えることを法としている人間たちである」

僕たちは、何かに縛られている
って感じたことはありませんか?

過去とは、
すでにある
仕事の仕方
物質的世界
社会のあり方
自分という固定概念

そして、未来とは
才能の伸ばし方
イデアの実現
目標の立て方
将来の夢のみかた
なりたい自分

こんな風に分類してみましょう

すでにある物質的生活は、これから送りたい生活の限界を与えています。
毎日の生活を支援してくれている道具は、
労力や面倒なことを引き受けてくれる便利な物ですよね。

でもこれは、ある意味では、
それを使わない毎日が想像できない、
という想像力、生活力を限定している限界でもあります。

 

これまでの社会を作ってきた仕事の仕方は、これからのAIの時代に通用するでしょうか。

寿命が60年前後の時代の生き方や人生設計と
寿命が100年にも届こうという時代の生き方や人間関係は
全く違ったものになりそうです。

今現在頼りにしている、そして確かさの保障された経験という力で
僕たちを導いてくれてきた
大変有り難い物質的社会とシステムは、そのままの姿で僕たちを限定し、

夢を見ること、自分らしい将来像を描くことを禁止している
絶大な影響力を持った支配者として
僕たちの頭と可能性を押さえつけている

という現状認識と未来予測のことです。

 

ですから、身の回りをみてください

諦めやすい人間ばかりです
言い訳をする人達に満ちています

これは自分自身で決定することのない人、
自治のない人です。


便利なコンビニエンスストアで買える物しか
手に入らなくなっていくのです。

それは大企業にとって都合のいい商品です。
あなたの健康や価値観、は誰も考慮していません。

物ならばいいですが、

人生の考え方についてはどうでしょうか
あなたは
あなたのビジョン、未来像は、

今目の前の社会システムから自由に自分の才能を発揮している生き方

それを乗り越えたモデルを提示できるくらいに
過去の物質社会や現状のシステムの限定性から
自由でしょうか。

カストリアディスは自治という言葉で方策を示します


「ある行為を実行する人たちが、
自分たちのすべきこと
それをいかにするかを

他の集団と彼らの共存の
間柄への配慮を唯一の制約として
集団的に決定する体制」

へと
自分自身で決定するあり方
のことです。

選出された、政治家と呼ばれる代議士に
運命を委ねることでもなく
経済界で成功している実業家や
オピニョンリーダーの指導を待つのではなく

「専門化された独占的な業務」
から命令されるだけの生き方から
自分の人生を解放する生き方です。

自治への第一歩

それは、そんなに大それた
実現不可能な難しいアクションではありません

ここで、エコロジーという言葉を
広い意味で考えてみたいのです

別に、エコバックをもつとか
そういうレベルではなくて

自分という資源を無駄にしない

ことなのです。
何よりも先に合理化され
動機づけられ、目標づけられ、承認され、運営され、
消費されていく個人のエコロジーです

個人という資源を取り戻すには
ユングのタイプ論を推し進めた自分という学びを深めてはいかがでしょうか

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今日もお読みいただきありがとうございます。