copywriter-住職’s blog

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世界の見え方が変わる地図

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文字通り世界の見え方が変わる地図

世界を表すキャンバスとしての世界地図を400年ぶりに刷新

世界の国々の出来事、ニュースを毎日聞きますが、
世界をイメージしている視点ってどこにあるでしょうか。
実際にその国に赴いた人でなければ、
まず従来のメルカトル図法で描かれた
日本が一番端っこにある
あの地図を思い浮かべるのではないでしょうか。

 

自然にイメージしてしまう地図があります。
でも、実際の国土面積とか大きさが全然違うものでした。
たとえば、グリーンランドが異常に大きい
平面にしたということのせいで、
実際にはオーストラリアよりもはるかに小さいグリーンランド
大きく描かれています。
南極大陸は一番下に満遍なく描かれているので、ものすごい広大な大地に見えます。
大航海時代の16世紀に考案されたこの地図は、緯度経度が直角に描かれており、羅針盤を頼りに航海するには都合が良いんですよね

でも、海図を正確に引くために僕たちは世界を歪んで見せられていたともいえます。

地球儀は球体ですから、

世界を一目で視覚的に把握するのにふさわしくはありませんよね

世界地図は人の世界観を規定する力を持っています。
私たちの世界観は未だに16世紀に作られた
歪んだ地図がベースになっていることは以前から指摘されていました。
地図から正しい距離感が導けない
国土面積などが視覚的には比較できない
などの世界把握の心象に影響してきました。

地図図法には,面積,形,方位,距離の4つのものさし=4つの「正しい」があります。全てを満たす解はないことが数学的に証明されていて、
面積を正しくすると形の歪みが増大します。

地球という球体を
一枚の絵に写し取ろうとる時に
歪みが出るという問題を解決したのが
このオーサグラフです

球体を多面体図法で写し取ります。

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地球の表面積を96等分し、それらの面積比を保ちながら正四面体に変換して作成しています
そのことで平面から再度立体化することが可能です。
平面に複写して、好きなところで切り取ることもできます。


世界を見据る斬新な視点

中心を持たない地図が気づかせてくれることは意外なほどあります。
たとえば、冷戦です。
従来の地図ではアメリカとソ連は右と左、東西に見えていましたが、
北極を中心とした視点であれば、
北極圏の航路が最も短く、
北極を挟んで両陣営が対立する関係となることは
視覚的に理解できます。
弾道ミサイルなどの飛び方がわかります。

従来の地図を見慣れた僕たち日本人の感覚からすれば、
アラスカが最前線?
と思っちゃいますよね

世界に対しての視覚的固定概念が
どれだけ僕たちの世界への感覚を鈍らせていたのか
考えてみてはいかがでしょうか。

仙人さん最後のビジネスモデル

今日もおよみいただきありがとうございます。