copywriter-住職’s blog

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コールドスリープの解き方

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コールドスリープは誰でもできる技術と聞いて、

びっくりしましたか?

 

学習するとは行動が変わること

 

 

というテーマでお話しいただいています第14話でしたが

今日は仙人さんに質問をする日です。

 

逆に言うと行動が変わってないなら、学習してない
 その学習ってなんなのでしょうか。


このことを行動が変わらない原因から考えてみたいと思います。

 

僕たちは事実の捉え方が人によって違います

目の前に起こったこと、その事実の捉え方と、行動は密接に寄り添って

僕たちの脳と身体は安定した状態をつくります。

それが決まった行動を変えないでいることの心地よさの原因だそうです。

 

どうでしょう、長い時間をかけて、脳と心が落ち着きを与えてくれたことに

まず感謝してみませんか?

認知行動療法とか、コーチングとか

いろいろありますが、

学習する側にとって

ノウハウよりも大事な心構えは、

 

変われない自分を忌々しく思わないことじゃないかなと思います。

僕たちの身体や脳は、僕たちを裏切りません。

裏切ってないのに、文句を言われても可哀想です。

 

多分何か理由があったんです。

小さい頃から、誰かからいじめられていて、逃げ場所がなかったのかな

言葉の暴力とか、叩かれるとか、嫌なことされ続けたりしたかもしれません

仲間外れにされるとか

身体が弱くて、喘息気味だったかもしれません。

 

確かに、成長した今から見れば、

 

こんなに怠惰だとか、こんなにでっぷり太ってとか

こんなにゲームばかりやってとか、こんなに孤独でとか

自分にうんざりしているかもしれません。

 

でも、そういったこと全部、その行動や習慣を選択して維持してこなければ

今日という日を迎えられなかったかも知れない

重篤な危機や破綻から僕たちを救ってくれていた

と考えてみたいです。

もっと酷いことになる前に、

懸命にも、その行動を選んできたんです。

 

行動しないのは

惰性とか言われますが、

 

脳という臓器は危機を回避することを最優先するそうですから

その危機を回避するためにスイッチを入れてくれたんですね。

 

それが心地よいと思わせて、習慣にしてくれたんですね。

今日という日まで

心と身体を守ってくれた自分の脳に感謝です。

今の嫌っている自分、嫌な自分

成功していない自分、変われない自分

これは、いまいましい、愚かな存在だと虐めないでください。

 

そんな行動をとらせて、もっと取り返しのつかかない深刻な問題を解決できるまで

当時の僕には解決能力がなかったので

 

脳と身体さんは未来に期待しました。

問題と真に向き合って、解決できる知性と勇気をもってくれることを信じて

 

ある習慣を定着させることで、コールドスリープしてくれていたんですね

今行われている技術では治らない病気だったら、

もっと確実な医療技術が開発されるまで

優れたお医者さんが現れるまで

低体温状態にして、病気の原因となる組織を身体を眠らせてしまって

来たるべき処置を受けられる未来まで先送りして、時間を稼ぐことを

コールドスリープといいますよね。

時間を稼いで、ぼくたちの気づきを待っていたのが

これまで培ってきた習慣と考えてみてはどうでしょうか。

 

風の谷のナウシカという映画がありましたね

白雪姫という童話をご存知だと思います。

 

ナウシカさんは、地球環境が微生物によって浄化されるまでの時間

人類がコールドスリープされた時代の、その間の地球の番人でしたね。

白雪姫は、嫉妬に駆られた女性から送られた毒リンゴを食べてしまって

そのまま身体が自衛的に生命活動を停止し、眠りについてしまったのでしたね。

 

理想の自分や、未来を思い描くのもいいと思うんですが

なんでコールドスリープしてたのか

その目的を忘れると

眠りから覚めてみて

息の根が止まるなんてことにならなければいいですね

 

さて、

 

僕たち一人一人、事実への向き合い方や

感受性が違いますよね。

協働的実証主義という考え方から、

認知行動療法ではパートナーをつくります

自分にあったやり方を選択して

フィードバックを積み重ねながら確認していくという方法をとります。

僕の場合は、怖い思いをする

恥ずかしい思いをする

というのが効果的かなって思いますが、原因も違いますし

人それぞれです。

 

それでも、後ろから

「オッケー」

といってくれるパートナーがいてくれたら

これまで守ってくれていた脳や身体さんも

そんな人がいるなら安心だなと思って

コールドスリープを解いてくれるんじゃないかなと思います。

仙人さん最後のビジネスモデル

 

今日もお読みいただきありがとうございます。