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未来都市と呼ばれた古代都市

 

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今日はアイテムを紹介する日です
今日はメソアメリカ最大の都市である
テオティワカン遺跡についてです
ナワトル語で「神々の座所」という意味のテオティワカンですが
アメリカのアトランティスともいうべき不思議な遺跡です。
アトランティスは、プラトンが言葉で詳細に語っているが実在の見当がつかないと言われる
古代ヨーロッパの都市ですが
それとは対照的に形は完璧に残っていて、一切の文字による記録がないのがテオティワカンです。
それは14世紀にすでに空虚な遺跡として発見したアステカ人をも驚かせた
装置としての都市です。
人口は10万人を超えていた痕跡が発見されていて
平原の中の地理的条件も優れている場所にありながら、外部との抗争の跡がない
のも不思議です。
そして何より不思議なのが、建造物が町の存在よりも早くにできているというところです。
普通は最初に定住できる生活があって、
それからその場所が住みやすく構築されていく
というのが想像しやすい発展ですよね。
しかし、町ができるよりも前に、ピラミッドができていたそうです。
最初にピラミッドがあって、そこに人が集まってきた?

そして7回ほど修繕されたあとで、今残っている形にまで大きくなったそうです。
発掘調査のリーダーの一人であり、成果を残した杉山三郎さんはあることを発見しました
テオティワカンには基本単位があって、83センチを基本単位とした概念で統一されているそうです。
その寸法基準を持っていることは、主要な建物やピラミッド、建物同士の距離などが
すべて83センチで割り切れるのです。
惑星の周期を計算するためにはとても都合のいい数値だそうです。
都市そのものが、天文学的知識を配した
太陽系の情報圏を集約したモニュメントであり、

その情報機材としてのモニュメントを活用して、
移住民に活用された都市らしいという評価が今日されています。

当時のメソアメリカには複数の文化圏がありました
相互に影響を与えつつ、文字文化は3種類
ナワトル、オトミ、トトナカです
でも、いずれの記録にも残っていない最大の都市
文化交流のあとや、多くの移民が生活していた痕跡はあるのに
戦争の跡がない都市
オリンピックや儀式の跡はあるのに、
特定の支配概念がない都市
当時のテクノロジーや国際交流の一番いいものが見つかっていて
それらが活用された跡がある都市

雨季と乾季が交互する時期をカレンダーのように正確に測れて
農耕に必要な情報の中心的基地となれるモニュメントとして
大変な存在感を誇示していたのは間違いありません。

まさに、未来都市の機能をそろえた古代都市
として発見者のアステカ人が驚いたという記録だけが残っています。

建設されたのは2000年以上前だと言われています。
おそらく栄えたのは紀元前150年から600年までの期間です。

他の遺跡と何が違うかと言われると、
都市そのものが道具として機能しているというところです。

僕たちの目指す未来都市
移民や文化や価値観などをすべて飲み込んで
機能していく国際都市の建設には
テオティワカンを存在させたような
まったく新たな概念が必要なのかもしれませんね。

仙人さん最後のビジネスモデル

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