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教育指導マニュアルは自殺行為

 

教育指導マニュアルは自殺行為

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プロメーテウス



今日は第8話を聞いて
よし、これは実践してみようとか
とても印象に残っているところをシェアする日です。
 
教育にはレバレッジをかけていかなければならない
それは教育そのものもそうですし、
教育ビジネスを成立させる根拠でもあります。

いくつかの外してはいけないポイントにレバレッジをかけなければ
その教育モデルはいつかはビジネスとして通用しなくなります。

こうした憂慮は、仙人さんのブラジリアン柔術の師匠とのエピソードからはじまります。
技も人格も、教え方も上手な実力派の先生が、
生徒さんである仙人さんに、前金で月謝を徴収させてくれと頼みこんだそうです。
経済的に困窮していたんですね。
折角の素晴らしい理想と実力があっても、
才能を発揮できる場にいられないことほど
悲しいことはありません。

素敵なギフトを持っていても、
受け取ってくれる人が誰もいないことほど
寂しいことはありません。


実際に経済的に困窮している教育者がどれだけいるでしょうか。
真に優れた修養を保っているにもかかわらず
誰からも知られていない市井の有識者がたくさんいらっしゃいます。

そして優れた後継者や生徒さんに恵まれていない教育者がどれだけいることでしょうか。
教育メソッドや、教材に至るまで洗練されたものをお持ちなのに
生徒さん不足で、ビジネスとして続けられないんですね。

基本的に教育者は
誰からも 理解されないものなのです。

ここに大きな時代的錯誤があります。

ただただ大人しく、職務を全うしていくとか
静かに時代を見守る教育者ではなくて
積極的に社会のムーブメントを作る中心となるのも
今日の教育者の役割であり責任なのです。

そのための具体的な方法とステップを7つのステップで説明していました。
その第1ステップは、対面コンサルです。

え?
当たり前ですよね。

そもそも一対一の指導は、経済的に困窮していた黒帯の先生もしていたはずです。

しかし、その一対一の指導をレバレッジにしていたか?
と考えると、その先生は明けても暮れても対面コンサルが全てで

その対面コンサルを次にどう繋げるかかという問題をまったく考えていませんでした。

第一ステップとして対面コンサルをするというところがミソです。

数の目標があります。
1000人コンサルします。
一人一人レポートを作ります

この一人一人に向き合った歴史をレポートとして残すことで
教え方のバリエーションが多様化します。

最初から画一的な教授法を完成するのではなくて、

一人一人の生徒さんの教育スタイルを総合していくことで

教育者はコンサルとしても成長します。

自らの軌跡を
常に戦略の一部として配置します。

そのことをレバレッジと呼ぶのです。

自分が経験した個々の特殊な事例、経験を総合していくというプロセスなしに
今日の僕たちがしていることは
人の経験をふるいにかけて、自分が実践できそうなものを取り入れています。

教育指導マニュアルとは其の様にして作られます。

ですから、そんなものを幾ら積み重ねたところで、
教える教育者当人にとって自信も付かなければ、
教えられる生徒さんの心を揺さぶることもありません。

教育指導マニュアルに従って行動することは自殺行為なのです。

その場しのぎにはなりますが、
教育者の魂は死ぬのです。

仙人さん最後のビジネスモデル


今日もお読みいただき有難うございます