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スタンフォード

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ビジネスの人物の紹介です

リーランド・スタンフォード
スタンフォード大学を創設したひとです。

今でこそ有名な一流大学として知られているスタンフォード大学ですが、

設立当時は誰も期待していないどころか酷評されていた大学だったということをご存知ですか?

なんと養老院とあだ名されていたそうです。

そこから今日のスタンフォード大学を作りあげた根本にあるものは、なんだったのか、

そこにビジネスの本質が見出せるように思います。


事業家としての彼は1858年にニューヨークからサクラメントに移住して、ゴールドラッシュ時の雑貨商として成功した人です。
自分で金を掘ったのかなと思いきや、一攫千金を目論んで集まってきた鉱夫相手の商売で財を成したというところも興味深いです。
彼のいろいろなエピソードを調べてみると、状況対応型ではなくて、
目的思考型の人であったことが知られてきます。

音声はこちらから↓

カリフォルニアの金は20年あまりで掘り尽くされました
しかし、男たちの熱狂とエネルギーは大陸横断手伝おうという新しい鉱脈を発掘しました。
セントラルパシフィック鉄道会社です。
その西部というポテンシャルは南北戦争の戦略的構想に組み込まれることとなり、政商としての立場を手に入れます。

大変困難な工事を乗り越えさせたのは、中国人労働者の雇用だったそうです。これも発想の転換で、当時アジア系移民は雇用されることはまずなかったと言います。
欧米人からはでてこない発想や、匙をなげるような危険な作業も中国人の労働者によって乗り越え、リーランドは鉄道王として成功することになります。

そしてご存知とは思いますが最愛の息子を亡くした時の発想が
カリフォルニアすべての子供を、我が子として育てるという思いであり、スタンフォード大学が創設されます。

そしてフレデリック・ターマンを招聘することで、他の大学にはない特性を決定付けます。
技術村長の産業を優先的に大学に誘致し、
それらの企業に学生の雇用を促し、
教授はこれら企業をコンサルするという運営モデルです。

シリコンバレーに自由な風を吹き込む産官学連携の思想には
最初から差別化があったということです。

そして、ノーベル物理学賞を受賞したウィリアム・ショックレーを招聘し、学生のキャッチセールスを始めました。
学者ではなく経営者という校風を定着させたのは
実用的な知に向かわせる目的思考なのだと思います。

それはすでに大学ではなく、それから一歩進化したものです。

仙人さんの最後のビジネスモデルに通じるところがあります。

仙人さん最後のビジネスモデル

今日もお読みいただきありがとうございます。