copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

ホムンクルスという破壊者

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180827093350j:plain

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180827093359p:plain

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180827093433j:plain

ペンフィールドさんのホムンクルスをご存知でしょうか
カナダの脳神経外科医であるペンフィールドさんは
僕たちの大脳は
感覚器官からの刺激を受け取ったり、
運動をさせたりしています
 
大脳のどの箇所が肉体のどの部分に対応しているかを
電気刺激を用いて調べました
 
面白いのは
 
大脳にとって、対応領域の割合の大きさは
実際の僕たちの体の割合とは違うということが
明らかになりました
 
この写真の通り、
僕たちの大脳にとって上部が足
そして手
下部が顔や唇、喉などの機関
とが対応しているそうです
 
大きな手と目と唇
舌、鼻、耳
これが僕たちの大脳が受け取っている
信号の大部分を占めている
そんな小人として
僕たちの大脳は僕たちを自己認識していると
言えるかも知れません
 
この小人が僕たちの頭の中に住んでいて
実際の身体という機関全体を動かしている
そんなイメージをさせてきたのが
錬金術師が描いた人間観
ホムンクルスと酷似していました
 
今ではこの小人像は
ペンフィールドホムンクルスと呼ばれています
 
これからのホムンクルスさんは
どんな姿になるのでしょうか
 
過去数千年にわたる人間の技術進化は、
まさに人間の機能および感覚を持続的に拡張することで起こってきた
 
この技術進化とは
感覚による
既存の環境や産業や文化の破壊であることをテーマにしている本が
破壊
DISRUPTION
です
消費者にとってより利便性高く拡大するイノベーションを起こし
新たな産業を創造するためならば
 
破壊が許されます
 
人間の進化は常にこの破壊の連続であり、
破壊者の競争の歴史であり、
破壊に抗うことはできないという
シンプルな視点を提示します
 
人類にとって
様々な社会の破壊とは
主に3つの分野の技術革新がテーマになっています
 
それは
エネルギー
モビリティー
インフォメーション
です
 
面白いことに
生物の分類と同じです
エネルギーは
生物の動力でもあり
蒸気機関の様に
多くの人間が集まった仕事量でもあります
 
植物から動物との違いは
生物の動力に
モビリティーが加わったものですね
 
そして、魚類から人間へと
インフォメーションを使いこなして来たのです
 
その流れは
三つの技術進化はそれぞれが並列しているのではなく、むしろ「エネルギー」技術の進化を第一の源として、「インフォメーション」技術と「モビリティ」技術の真価が引き起こされる
ことと同じです
 
「インフォメーション」技術の進化とは、人間のコミュニケーションを行う機能、すなわち情報を認知するための目と耳、情報を伝えるために言葉を発する口、表情を示す顔や目、これらの拡張ということができる。
 ここで言う「インフォメーション」(=情報)には単純な視聴覚など、あらゆる生物が認知伝達するような情報に加え、人間ならではの概念情報も含まれる。そして、これらの認知伝達を可能にする技術には、絵画や紙に書かれた文字のようなアナログ技術によるものと、コンピューターやインターネットなどのデジタル技術によるものがある。
 具体的には、洞穴に書かれた絵画は、一人の人間が目にしたものや、そのときの感情を記録して他者に伝えることを可能にし、紙に書かれた数字は特定の価値を概念として伝える貨幣となり、商取引を支えた。
 コンピューターは取得した情報を人間の脳に代わってより高速に処理を行い、インターネットは情報の伝達路としてリアルタイムに世界中の人々を結びつけることで、個々人が等しく世界中に向けて情報を受発信することを可能にした。
 そして、ブロックチェーンは、金融取引を含むあらゆる取引(これは概念情報を含む情報の認知伝達だ)に参加するすべての取引主体がお互いに対等な関係を維持しながら、中央集権的な機関に頼らずとも、信用を担保することを可能にした。
 
生物の進化にはブレイクスルーがありましツァ
それは5億年ほど前で
カンブリア大爆発と呼ばれています
 
それは眼に相当する器官が
地球上の生物に見られる様になった時期と言われています
 
眼を持った生物は
それまでの地球環境に対して
ディスラプション、破壊を引き起こしたのです
 
技術で言えば
画像認識技術
 
コンピュータのグラフィックス処理や
演算処理の高速化を主な目的とするGPUを開発し販売する
エヌビディアの急激な成長が
対応していると指摘します
 
現在は第二次カンブリア大爆発と見立てて
圧倒的な感覚器官の進化が
地球全体に起こり
その変化に対応できるかどうかで
僕たちの存在価値が決まっていく
 
それが破壊者ディスラプターの関心事です
 
グーグルの使命は
世界中の情報を整理し
世界中の人々がアクセスできて使える様に
することです
 
という様な人間の企業ミッション化とは
案外古典的な生物進化によるものなのかも知れません
 
僕たちのアイデンティティーを考える上で
ホムンクルスさんの存在は
多くの哲学者によって議論されて来ました
 
デカルトの劇場で僕たちが見せられ続けるものは
一言で言うと破壊なのです
 
 
今日もお読みいただきありがとうございます
 
 

 

今出来ることが自分の全て

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180826091921j:plain

今出来ることが自分の全て
 
悪徳商法や洗脳のやり方について
多くの人が学んでいます
 
 
騙されないためには
どうしたらいいんですか?
と言う質問に
 
騙されたらいいんですよ
と答えるのが仙人さんです
 
詐欺にかかりなさい
と仙人さんはいいます
 
騙されて見なければ、
それが嘘だったと気づかないのが
僕たちです
 
 
人間として成長するために
必要なピースを集めるには
自分で気づかなければなりません
 
何が自分にとって必要なピースなのか
誰も教えてくれません
 
 
騙されたら悔しいです
時間やお金を失っているかもしれません
プライドもボロボロになります
 
でも必ず
結果として価値観が磨かれます
 
騙されると
今の自分が出来ることの限界がわかります
今の自分が出来ないことの理由がわかります
 
そんな風に学んだら最強です
 
極端な言い方をすれば、
僕たちは小さい時から大人に騙され続けています
 
大人のズルさに傷つきます
 
でも騙された時にどう思うかで
騙され損にも
成長のチャンスにもなります
 
ズルイ大人に騙されて、人を避けるようになる人もいます
大人以上にズルく生きようと心に決める人もいます
 
僕たちは色々な人生を選択します
 
でもそこで
 
ズルい大人が許せないという正義感で
ジャッジするのではなくて
 
4つの事を感じ取れたら
 
僕たちはズルい大人にならなくてすみます
 
1、大人は僕を騙すまでして何がしたかったのか
 
2、僕の認識や判断の、どこが未熟だから騙されたのだろうか
 
3、悲しい思いはしたけれど、騙される事で僕が得た経験は貴重だ
 
4、今出来ることが自分の全て
 
 
 
1、
 
騙してまで生きて行かねばならない人の苦労や
その国の経済状況の実態
 
自分が騙される側の人間
つまり持てる側の人間だったことに
気づきます
 
そうしないと気づかないうちに
何かを敵視した人生を送っています
 
この先の人生で出会った人や物や、
その誰かと心の底から共感したり、経験を語って涙したり、
何かを許したり、価値観の違う文化と融和したり
調和した世界観を持ったりすることが苦手になります
 
本当に恐れるべき失敗とは、
 
失敗を失敗と気づかないことかも知れません
 
 騙されないように
騙されないように
 
社会や親はそうやって
親切に
僕たちを失敗させないようにしています
 
そして、僕たちは臆病になって
失敗を知らないことが成功であると考えるようになります
 
そして、失敗を経験しない道を選ぶと
自分の人生の道の選び方がわからなくなります
 
目標設定をしっかりした人生よりも
騙されることを恐れる人生を選ぶことが
判断として優先するように
知らず識らずのうちになります
 
認識の経験や
判断の経験が足りないと
自分に自信がなくなります
 
自信がないから、自分の認識や判断の機会を
避けよう避けようとすると
余計に自分の世界は狭められます
 
 
 
 
お金や時間を結果として失っても
何かを信じて力を発揮した経験は残ります
 
受験なんて、みんなが否定します
あんなの意味がないとか
人生の感受性の豊かな時期に、楽しいことができなかったとか
教育システムの弊害だとか
枠にはまった人間ができるとか
色々意見があります
 
でも、それは親や先生を素直に信じて
コツコツ勉強する習慣を持った子供達は
そんな環境で育った人には
確かに受験勉強から何かを学んでいます
 
 
4、
僕たちが騙される時って
出来ないことを背伸びしてまでしようとしている時です
今ここに無いものをあると誤解している時、
自分に無いものをあると思ってしまっている時です
 
騙されてみて
僕たちは
今という認識の足りなさがわかります
 
騙された時は
傷ついた感情やそのでき事を執念深く覚えています
いつか報復してやろうと思っています
 
その復讐への執念が成長を止めてしまうのかも知れません
 
人を騙す人はいます
 
でも、極論を言えば誰も人を騙してなんて
いないのかも知れません
 
誰もが今の自分の未熟さ故に
結果的には人を騙して傷つけてしまっているだけです
 
尾崎豊さんの歌にありました
先生、あなたもか弱い大人の代弁者なのか
 
僕たちの怒りはどこへ向かうのか
 
それは自分自身に向けられます
 
今出来る事が自分の全てと気づく時
 
そこにあるのはただ、
世の中への誤解です
 
未熟な認識と
未熟な判断と
成長したい僕たちの心です
 
そして、最後に僕たちは
 
心の底から笑ったり、泣いたり
自ら進んで人を許して
価値観の違う人の間に立って仲裁する人に
 
心の底から騙されて生きます
 
 
 
今日もお読みいただきありがとうございます
 

 

ダーウィンさんのコピーライティング

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180824150148j:plain

ダーウィンのコピーライティング
 
コピーライターとして
コピーを書いていくには
多くの友人が必要です
 
と書くと、月並みで馬鹿っぽい響きがあります
小学生かよとか思われそうですが
 
実際に自分が感じていることを表現したい時ほど
自分のボキャブラリーほどアテにならないことはありません
 
何を食べても美味しいとか
何を見てもスゴイとか
言ってしまうものです
 
 
知る力を育むには孤独が必要ですが
伝える力を養うには友人が必要です
 
伝える力は自分一人の価値観で作るものではなく
多くの視点や価値観が必要なのだと思います
 
独特の切り口で掘り下げたものは
表現されるときには違った視点で
伝えられなければならないというところに
 
表現の難しさを感じます
 
チャールズ・ダーウィンさんは誰もが知っている博物学者、生物学者ですが
同時代の学者に比べて彼が違った点は
研究の伝え方にありました
 
自然選択という概念を
自らの生き方と著作で表現したのでしょうか
コピーライティングを感じるんです
 
 
ダーウィンさんという存在の極めて興味深い点は
全く新しい、見慣れない、極めで独創的で個性的というよりは
 
種の起源という研究結果の表現そのものが
同世代のあらゆる分野の学者のまとめになっているという点であり
同世代的価値観を映し込める鏡になっているところです
 
猿から人間へという変化を指摘するという意味での
進化論は
祖父のエラズマス・ダーウィンがズーノミアによって
ラマルクにあっては動物哲学を通して
獲得形質の遺伝という考え方すら
すでに提唱していました
各々の持つ生命の能力
エネルゲイアという考え方からたどると、
アリストテレスもすでに進化論は唱えていると言えます
 
進化論はダーウィンさんによって初めて提唱された
考えではないんです
 
ダーウィンさんをもっと適切に表現するならば
人気のあるコピーを書いた人です
 
生物の進化をテーマにしながら
社会科学、哲学、地質学、歴史学、医学などの他分野に至るまで
ダーウィンさんは影響を与えるコピーを書いたのです
 
 
自然選択というダーウィンさんの発表した中で一番支持されている考え方があります
厳しい自然環境が生物に無目的に起こる変異を選別して、
進化に方向性を与えるという
自我意志よりも自然環境に対する受け身や偶然性を重んじた考え方ですが
これはマルサス人口論から得た着想です
 
ビーグル号でチリの地震を見た時に
地球がどうやって地質に年輪を刻みつけたのか
進化論を可能にする地質学的論証の確信を得たと言っていますが
その時に参考にしたのはチャールズ・ライエルさんの地質学原理でした
 
化石とその化石が発見された地層との関わりを考察した
年代測定法で地質とそこに含まれる化石の意義を明らかにすることで
地球の歴史と時間を分類した人は
ウィリアム・スミスさんです
化石と現存する生物との時間の差は
進化論に大きな影響を与えました
 
比較解剖学によって肉体構造と生態について動物を整理し
器官の機能という考え方を独立させたのは
ジョルジュ・キュヴィエさんです
それによって動物がどのように生存し
繁殖してきたのかが具体的に関連させることが出来るようになりました
 
種が不変でないことと共通の由来と自然選択を
単一の分割できない概念として提示した新年
 
当時のあらゆる基礎理論を
生物世界へ拡張させたことに由来します
 
そこには植物学者のジョゼフ・フッカーさんの助力がありました
 
バート・チェンバーズさんや
ルフレッド・ウォレスさんが
ダーウィンさんよりも先に進化論を発表しました
 
でも、ダーウィンさんほどのコピーではありませんでした
 
ダーウィンさんの進化論とは特定の個人の研究のコピーではなくて
時代のコピーだったと言えるのではないでしょうか
 
同時代的研究としての進化論は
友人のハクスレーさんによって思想化し、
 
同世代の社会学者であるスペンサーさんをして社会学的見地から
進化から進歩というモダニズム運動へと移行し
 
ナチス党の論理的根拠さえも務めることにもなりました
 
その影響力はそこで終わらず
ルィセンコさん、モノーさん、ドーキンスさん、ウィルソンさん
デネットさんへと読み継がれたコピーだったのです
 
 
社会問題とコピーの問題とは
同時代的配慮を深く反映する課題として
 
ダーウィンさんの忍耐力をお手本にすることは
コピーライターとして有益ではないかと考えた次第です
 
 
今日もお読みいただきありがとうございます
 
 
 

 

内と外を分けるセキュリティーは時代遅れ

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180823093926j:plain

ファイアウォールの父と言われる人
 
ネットワークセキュリティーの鬼才は
未来をどう見ているのか
CEOとして活躍しているギル・シュエッドさんです
 
セキュリティーについてどれだけ知ってますか?
一昔前は
VPN、IDS/IPS
僕もここまでは聞いたことがあります
 
2018年ではランサムウェア
というソフトウェアが猛威を振るっています
 
世界最大規模の海運企業であるデンマークMaerskでは、
数千台のサーバと4万5000台のPCがランサムウェア「NotPetya」に感染し、
1週間以上にわたって業務が混乱に陥ったそうです
事業停止による損失額と対応費用は約3億ドルに上ったと報じられています
 
Webサイトへのサイバー攻撃への種類が多様化しています
 
SQL、OSコマンド
LDAPDoS・DDoS
ディレクトリ・トラバーさる
ドライブバイダウンロード
ゼロディ
パスワードリスト
ブルートフォースアタックとか聞いても
チンプンカンプンです。
 
 
僕もそうですが
インターネットのセキュリティーの考え方に関わる言葉がたくさんある中で
多くの人は何か起こらないと、調べようとしないのが
セキュリティーです
 
インターネットって
情報をサクサク検索するのが当たり前のツールで
サクサク感がないとイライラするくらいに
当たり前になっています
 
モバイルやスマートフォンに移行してからは
ノートンやアンチウィルスなどの
セキュリティーシステムソフトを自分で買って
制御するという意識すら薄れてきているように見えます
 
悪意あるトラフィックを防ぐだけでなく
意図せずに送信されてしまう情報を水際で防ぐ
いわゆる情報漏えい対策も
モバイルを扱う僕たちに責任があります
 
「モバイル」「クラウド」「エッジ/IoT」「AI」という4つの
「スーパーパワー」が、ネットワークセキュリティを巡る環境を
大きく変えつつあります
 
信頼できるネットワークなのかどうかを
社内と社外で防御する時代は終わりました
 
モバイルは最大の弱点と
シュエッドさんは言います
サイバーセキュリティタイムスでこう語っています
 
「今日単独の攻撃者でも、過去には国家だけが所有していた
スーパーパワーツールにアクセスできるようになっています。
コンピュータネットワーク、携帯電話、
クラウドコンピューティングセンターは皆、将来の攻撃の的ですが、
世界中の企業は驚くほど準備ができていません」
 
これまでのサイバー犯罪へのせキュイティーは
ウィルス、ワームなどの何かがばら撒かれるという
バラマキ型への防御でしたが
これからAIによって個人の行動や趣味が分析されてくると
特定の考え方や行動をする人の心理的弱点を見越してアプローチしてくる
ターゲット型が出てきています
 
僕たちの脳裏にあるセキュリティーのイメージは
かなり古いものです
 
もし、モバイルの未来予想図や
ユーザーインターフェースを構想するならば
データセンターネットワークを仮想化することが
重要です
 
外部と内部を分けるのではなくて
被害を大きくしないという発想が必要なのです
 
そして内と外とを分けて安心するような
古いセキュリティー意識を刷新する必要があります
 
 
世界最大のセキュリティー大国へ
意識的に国民を指導教育してきた国があります
 
 
平和ボケと言われる僕たちの盲点が見えているのかもしれません
 
イスラエルでは若者は18歳から軍役に就きます
 
そして軍隊ではコンピューター技術と
情報、セキュリテイーについて徹底的に学ぶそうです
 
政府が科学教育をサポートしており
サイバーセキュリティへの世界全体の投資の16%はイスラエルに向かいます
 
300以上の企業の本拠地です
 
 
 
「軍事技術の高さ」「産官学の連携」「教育」がある国イスラエル
考えられていることは
 
これまでのように、既存のマーケットへのアプローチではありません
 
日本のようにものづくりを中心的に考えてきた企業とマーケットに
秩序を変えるような
自分たちの新しいアイデアを“ねじ込む”ことによって、
これまでにない革新を起こすことです
 
セキュリティーは普段意識していないところではありますが
最重要課題でもあります
 
セキュリティーの枠内で全てが起こっていることを考えても
門番こそ自由という概念のキーマンになっていくのかもしれません
 
今日もお読みいただきありがとうございます
 
 
 
 

 

折れる心と折れる傘

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180822083035j:plain

折れる傘と芸術の心理学
 
喧嘩や言い合いをしていても、
絶対に謝らない相手っていませんか?
 
間違いを指摘しても、逆に反発して逆ギレくる
自己中心的な人がいます
 
旦那さんだったり、職場の同僚だったり
お隣さんだったり、あるいは我が子だったりします
 
自分の過ちを棚に上げて、揚げ足をとってくるというテクニックで
うやむやにされたり
確かに悪かったけど、そういうお前は・・
と話をすり替えられたりしてしまいます
 
言わなくてもいい言葉や
ポイントが飛散してしまって
感情がすり減っていった結果
一歩引いてしまう人はいつも同じ人です
 
時間がもったいない
という大人の判断をしている方も多いです
 
パート先でパワハラにあって
その相手と口論になっているところを
その上の上司に
君たちの口論に時給が発生しているんだから会社に得がないんです
お互いが歩み寄るか、二人ともこの場で辞めてもらうかになりますね
と言われて
逆に謝ってしまったり
 
折れるタイミングは難しいです
 
私が折れないと状況が好転していかないから
と思って
毎回不満のまま主張を取り下げたりすることを
折れる
と言いますよね
 
私が悪者になっていれば収まる、そういうテクニックと思って
毎回折れていると、
ある時、本当に心が無反応になってしまいます
悲しい気持ちで、感覚が麻痺してしまいます
 
毎回折れる役をやっていると
本当に心が折れます
 
対人関係で折れることは
今の所、仕方ないです
 
舐められている方の仕事です
 
あなたが下に見られているのは
何かの理由があるはずです
 
都合のいい相手と思われています
 
相手を下に見る様な価値観の持ち主を相手にしているのですから
 
舐められない人になるか
付き合うのをやめるかどちらかです
 
根本的な解決は時間がかかります
 
ですから、場当たり的な
 
都合のいい折れ方ができることは
 
生きるために必要な逃げ方です
 
 
 
 
心理学の言葉では「置き換え」
という考え方があります
 
自分の心の中で起こっていることを言葉やイメージで表現してみると
その言葉やイメージが心にアクセスし始めます
 
受験の時に、落ちるとか滑るとか
そんなイメージや言葉がネガティブな感情を引き込んでしまうから
配慮しますよね
 
ポッキリと折れる心と僕たちが思っている時、
そのままポッキリ折れた物体のイメージとして
 
心の中に定着しているものです
 
すると、ポッキリ折れるものに触れたり、
手元に置いたり、実際に何かをポッキリと折って見ると
案外すっきり爽快な気分になるのです
 
尊重されない寂しさや
受け入れられなくて締め付けられる様な胸の感覚も
 
ポッキリ逝ったものを客観的に見つめることが出来れば
また頑張れるのです
 
心理学の本を読むよりも、
「ぽきっと折れるんです」という折れる傘を手元に置きましょう
 
郵便局で売ってるんです
全国5000局で手に入ります
 
折れても元どおりになる傘として
よく売れます
危険がないですよね、折れた骨の先が尖っていると
何かに引っ掛けますし
そう簡単に捨てられませんよね
 
突風とかで外から力が加わると、
グラスファイバー製の骨が外側に外れます
一見折れた感じになりますが
一度傘をたたんで見ると
外れた骨が元の位置に誘導されます
 
もう一度開いたら元どおりになっているのです
18万本売れるのもわかりますよね
 
 
抑えきれない感情は
 
自分以外の何かに置き換えて
静物の様に見ると
 
心の中の感情も
静まっていくのです
 
この様な心理学は
芸術として語られて来たものです
 
真向かいにならないことも大事です
何故ならば、人は皆、誰もが現実逃避して生きているからです
 
現実逃避をするなというには
現実はあまりにも辛すぎます
 
ですから
逃避の仕方にバリエーションがあってもいいのです
 
あなたに余力ができたら、
その時は
 
また相手の主張する現実に降りて逝って
 
付き合ってあげればいいんです
 
ひな祭りの人形は
流行病で死んでいく幼子を悼んで
 
人形には取り付いていいから、
この子に取り付かないで
 
という想いで作られました
 
人の思いや苦しみを託す意味で
ヒトガタとして人形と名付けられました
 
そんな中間的とも言える存在として
 
「私」の想いや生きる苦しみを代わりに受ける存在として, 
人形やキャラクターは存在しています
 
僕たちがもっと頑張れる様になる時は
 
気力も体力も充実している時
頼れる人がそばにいるとき
 
そして、人間的に成長できている時です
 
そんなに焦らずに、現実を逃避する方法を
学んでおきましょう
 
今日もお読みいただき有難うございます
 

 

進んだ人達は、ゴキブリをお手本にしている

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180821091505j:plain

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180821091453j:plain

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180821091344j:plain

進んだ人達は、ゴキブリをお手本にしている
 

 
家の中を掃除しないでいると起きることがあります
チーズの欠片があちこちに落ちています
チョコレートやパンくずがテーブルやキッチンに転がっています
するとゴキブリさんをはじめとして、細菌も運搬され
腐敗も加速してますます虫が増殖します
増殖したら、徒党を組んで、
今度はちゃんとパッケージしてある砂糖袋に穴を開けて
そこを拠点にしやがります
 
気がつかないうちに落としていた
一つ一つの食べ物のかけらがプラットフォームになって
家の中が虫だらけになっていた経験はありますか
 
いつの間にか増えているのは
ゴキブリとかネズミとかカラスとかです
増殖スピードが何か違います
 
水面下で地道に準備されていた環境条件が
表面に出てきてもっと繁殖条件のいいものを見つけて
次から次へと群がって、増殖して
僕たちの体感している速度よりも早く増えている感じがします
 
人間の直感で感じ取れることは線的(リニア)であるのに対して
人類やテクノロジーの変化は歴史的に指数関数的(エクスポネンシャル)である
といいました
 
僕たちの増殖に対しての常識を打ち破ることが
技術世界で今起こっていることを理解する条件ですよ
と教えてくれるのが
エクスポネンシャル思考です
 
順番になだらかな曲線を描いて増えていくイメージではなくて
 
ある点を境にして、数十倍、数百倍とか飛躍的にブレイクするイメージです
 
 
人類の最大の発明は複利であるといいましたが、
この複利も指数関数、つまりエクスポネンシャルです
 
例えば
1000万円を10分3割の複利で借りたら
92分後には
1000万円×1.3^10=1億3785万8492円になっています
 
これは賭博黙示録カイジ2で、カイジが遠藤から1000万借りたお金で
パチンコ台を攻略するシーンで出てきますが
 
計算式から結果を予測することが
直感レベルでは難しいのが
この指数関数的変化
エクスポネンシャルです
 
トレンドに乗ることも
エクスポネンシャルに繋がります
例えば、メガトレンドを2つ、仙人さんはVRとドローンを例に出しましたが、
これに何かのアイデアを組み合わせるだけで、
自然と市場が出来てしまって、それが当たり前になるような
いきなりどーんと成長するトリガーが引かれます
 
ピーター・ディアマンデスさんは
市場におけるエクスポネンシャル的変化を果たすための条件を
6つのDで説明しました
 
Digitized(デジタル化)
Deceptive(潜行)
Disruptive(破壊)
Demonetize(非収益化)
Dematerialize(非物質化)
Democratize(大衆化)
 
潜行とは気づかれないことです
 
喩えは悪いですが
 
誰にも気づかれない状況でコツコツとコロニーを作っているゴキブリが
一旦認知されたら一気に人びとにとっての現実
ある社会にとっての現実を書き換えてしまう
そんな未来が
近年テクノロジーの世界で起こってきました
 
ゴキブリが増えてしまった後で
清く正しい生活をしても
もう遅いのです
 
 
半導体の集積度は18から24ヶ月で2倍になる
という経験則を体験してから
インテル製プロセッサのトランジスタ数の成長は
その通りの成長を続けてきています
 
デジタル化されて均質化されたものならば
自然数的変化を受け入れます
 
時間と認知と普及しやすさを経て
大衆化された時に
エクスポネンシャルな成長を遂げるか
 
を事前に予測した企業戦略を
 
エクスポネンシャル思考と言います
 
そのためには
BIトライアングルは有効です
会社や組織の枠組みは
 
外部資源を活用するだけの軽い組織にしておきます
企業の存在意義は、外の世界から学びを得ることで、より早く規模の大きな学びを得ること
になります
 
テクノロジー
まず俯瞰してみることで
ゴキブリに家を追い出されない様な準備をしておきたいですね
今日もお読みいただき有難うございます

 

ハードとソフトは融合し、倫理と思考は分離する

f:id:copywriter-jyuusyoku:20180820085300j:plain

ハードとソフトは融合し
倫理と思考は分離する時代
 
宿題の日です
 
社会問題と環境問題でよく言われる
新たなエネルギーについて
考えてみたいです
 
人口の増加
自動車の利用がこのまま進んで
ガソリンの消費や公害問題
化石燃料の枯渇が懸念されていて
次世代エネルギーの必要などが叫ばれていますが
 
エネルギーってそんなに必要ですか?
 
そもそも、そんなに車に乗って何がしたいのか
どこに行きたいのか
が疑問なんですよね
 
と仙人さんは考えます
 
確かになるほど
根本的な問題解決は
新しいエネルギー供給体制というテーマでは
 
人間のアクティビティーの傾向性や
依存症的性質について再考することも
考えなければなりません
 
なぜ、移動はもっと合理化できないのでしょうか
 
例えばEUでは事前予約の乗り物のチケットは
2割くらい割引されるそうです
 
やみくもに
人間の意志の自由を残しておいて
 
これまでやってきたこと
それから
 
現状の行為を肯定してそれを引き継ぐことに
大変な無駄があることと
 
エネルギー問題とは全く別に議論されています
 
これらの領域を近づけて行く
あるいはクロスさせて行くことにも
エネルギー問題は関わるのかも知れません
 
現代の思考はあまりに枠にハマりすぎていて
フリーエネルギーという言葉すら空虚に感じます
 
一見異なった領域であっても
僕たちのしていることは
あるいは心の中で起こっていることは
 
異なる領域を同時に行なっています
例えばAIは
機械工学と認知心理学の合体で起こった領域です
 
問題解決にはハードとソフトの
融合という問題を考えて行くことも
重要ですね
 
一方で
倫理と思考を分離する訓練が必要なようです
 
状況の変化の仕方と倫理の価値観の変化の仕方とは違う
と仙人さんはいいます
 
僕自身AIに対する恐怖があります
自分の理解やコントロールを超えた力に対しては
拒絶反応を示すことが多いです
例えばマッサージマシンに横になるのは
今でも怖いです
急に機械が折り畳まれて
押しつぶされるんじゃないかなとか
機械に対しては臆病です
 
いつの間にか自然であるべきと言う考え方が
僕の中の倫理となっていて
僕はスマホ育児は良くないと思っていました
 
お母さんとのコミュニケーションが少なくなって
肌と肌との触れ合いで、安心するのではないかとか
お母さんにとっても、子供の体温や息遣いを近くに感じることは
ホルモンの調整になると聞いていたからです
 
でも、洗濯機やテレビなどの他のテクノロジーは良くて、
スマートフォンそのものを育児から遠ざけると言うのは
確かに過剰な反応です
スマートフォンそのものも、
テクノロジーの一つにすぎないからです
 
一般的に男女で温度差が違うらしくて
男性はスマホ育児に反対意見が多く
女性にしてみればスマホ育児にはうまく使い分けることを推奨する人が多いそうです
 
男性側にはスマートフォンを使ったりすることが自然じゃないと言う
倫理意識が強くあるかも知れません
 
一方の女性の方が育児に関わっている時間が多いので
時間を有効に使えるメリットをよく理解していると思います
男性は24時間体制での育児の苦労をしていないから
好きなことが言えるのですね
 
スマホ育児への一方的な反対は
男性側のエゴです
 
24時間体制で育児に責任を持たされている
女性にしてみれば
倫理を押し付けられるのは非現実的だと思われるでしょう
 
スマホ利用には3つあるといいます
 
知育やしつけ用のアプリを親子で利用することや
子供にスマートフォンを持たせて好きなようにさせておくこと
それから、親がスマートフォンを操作しながら子守をすること
 
時代時代であり方があると思いますが
メリットも、行きすぎるとデメリットになります
 
スマホ育児をしたかで
それだけで子供が絶望的な状況にはならないですよね
 
絵本や図鑑のように使ったり
物語を読み聞かせたり
 
その子のサブ進化になる機能を有効に活用できたら
情報社会での生き方への利便性は
否定できないと考えるようになりました
 
米国小児科学会(AAP)が発表しているのが
子供のメディア利用全般に関する提言です
情報機器の利用は2−5歳児にとっては
一日あたり1時間以内に限るように進言しているようです
 
そう言った研究機関から提案されている
チェックシートを利用してみてはどうでしょうか
 
子供達のインターネット利用について考える研究会さん
では
情報機器利用のチェックリストを公開しています
 
 
情報の内容と保護者の関わり方
それから機器の与え方
保護者自身の知識や使い方を
再確認して
さらには保護者にとっての学びになります
 
遊びが機器の利用に偏らないように
様々な遊びをさせることに気を配れることが大事です
 
身の回りのことに感動しなくなったり
自分で遊びを発見しなくなったり
身体を使った挑戦を怠ったりする与えかたを避けて
 
親自身が育児から倫理と思考を分離させて
時間のマネジメントや
発達心理学を学ぶことが
今日の育児なのかも知れません
 
今日もお読みいただきありがとうございます