copywriter-住職’s blog

copywriterをやっている住職のブログです。

世界は商品で出来ている

 

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今日はxーjrコピーライターA級レベル第8話を聞いて
エクササイズをやってみる日です。
 
僕たちの世界では
どんなに想いがあろうとも
形にならない思念や情熱が
世界を動かしている本当の主催者であっても
 
実際に世界に流通しているのは商品です。
 
商品の流通無しには
語られない物語が沢山あります。
 
お金すらも商品です
マネーというものは
それ自体が流通や生活に対して提案された商品です
 
そう考えてみると
商品という言葉の奥深さが少しは
分かっていただけるでしょうか。
 
全ての商品は
世の中を良くしようとして発案された
という前提で
商品を見てください
 
いや、そうは見えない
と思う商品もあるかもしれませんが
 
そう思えないときに
そこにあるのは
ただただコンセプトの混乱です。
 
サービスが商品に変化する瞬間
ってどこでしょうか
 
世界で一番の高給取りは
お母さん
であるといいます。
 
仕事量が半端無いです。
 
でも、お母さんは何故お金をもらえないのでしょうか。
 
おばあちゃんにしてあげる肩たたきが
マッサージという商品になる時
何が違うんでしょうか。
 
声優さんの声を吹き込んだCDがあるように
声や演技でお金をもらう人がいますが
形の無いものも商品に変わる瞬間があります。
 
世界の様々な国で営まれている生活や
過去に行われてきた出来事も
商品としてみる
 
これも考えて見たいテーマです。
 
仙人さんが考える商品とは
世界商品です
 
世界商品とは
日本が世界に影響力を持つ
価値観の提示やサービスや
商品化のことです
 
お弁当は
日本人にとって当たり前な文化でしたが
お弁当を商品にしたのはフランス人でした
 
トマ・ベルトランさんです
 
専用の箱に栄養バランスや彩りまで考えて食事を詰める
 
ベルトランさんは日本の弁当スタイルを商品にしました
 
ベルトランさんのブログを見ていたフランス人を中心にファンが急増して
 
現在では世界の約90カ国に弁当箱を販売するようになっています。
 
喜ぶべきことで感謝すべきことですが
 
逆から見ればベルトランさんが現れる以前の僕たちは
日本が世界に影響力を持つ価値観の提示や
サービス、そしてその商品化が
出来なかったのです。
 
この決定的な意味をお分かりでしょうか。
 
ところで
心が動いた商品を書くというのが
今回のエクササイズです。
 
僕にとって心の動いた商品は
仙人さんの音声教材でした。
 
こんなブログを書いているから
ヨイショ
してるんでしょ!
と言われても仕方ないのですが
 
ブログを書くなんて思いもよらなかった僕にとって
こんなブログを書かせてもらって
 
日本の遠い将来のことも
一番近い自分自身のことも
共に語れる仲間を作っていける
商品であるからです
 
 

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今日もお読みいただきありがとうございます

 

プロのテクニックを教えてもらいました

テクニックを
教えてもらいましたので
シェアします
 
僕のマーケティングの師匠である仙人さんが教えてくれたのは
一言です。
 
小細工をしない
 
小細工をしない
と聞くと、
はい、では正直に生きます!
とか
自分は別に小細工をしてないです
という人もいると思います。
 
そういう反応をする人は薄っぺらいです
 
 
小細工をしたくなる自分の心とは
何故生まれるのでしょうか
って考えます。
 
僕の場合は、自分に自信がないとき
小細工をしたくなります
 
うまくいかない時、小細工をしたくなります
 
ガードが高くて、猜疑心が強い人に出会ったら
なんとかして疑いを解いてほしいと思います
 
僕に関心を持っていない人がいたら、
なんとか振り向かせたいと思います
 
気に入ってもらおうと思った瞬間から
 
小細工ではない文章が書けなくなります
小細工ではない仕事が出来なくなります
小細工ではない生き方が出来なくなります
 
上手に行きていこうと思った瞬間から
小細工が必要になります
痛い思いをしたくないと思った瞬間から
小細工をするようになります
 
コピーライティングとか聞くと
小細工だろうと思う人がいて
当然です
 
マーケッターとか
ライターとか
カウンセラーとか
薄っぺらくて
ほぼ全て小細工です
小細工か小細工でないか分かっているのは
手掛けた当の本人だけです
 
自分の子供に
今の自分とおなじことをして欲しいか
自分の大切な人に
自分の仕事風景を見せられるかどうかです
 
そう考えた時に
躊躇しないとき
 
小細工をしていないのだと思います。
 
子供に迷惑をかけたくない
という人は多いです
 
でも、こういう人はまず間違いなく
今の自分に満足していません
 
 
結果的には
そういう人が一番
子供の人生にとって
「迷惑な人」です
 
嫌われたくない
と思ってやっています
 
迷惑をかけなくて済む
小細工が出来ないかなと考えています
 
そういう姿を子供に見せて
しまっています
 
そのやり方を真似しても
子供は不幸ですし
 
親の器の小ささを見せられるのも
不幸です
恥ずかしく思わせるだけです
 
それくらい、
小細工をしない
という言葉の受け止め方は
深いです。
 
願いをかけ続けることが出来る人が
小細工をしなくて済みます
 
衝突することを恐れずに
理解し、理解してもらう
という決心をした人は
 
小細工をしなくなります
 
こいつはダメだと思われて
小細工するのはもっとダメだと思われます
 
ダメだと思われたら
小細工なしでぶつかってみる
チャンスです
 
もう、ダメ出しされたんですから
怖い感情も少し
柔らいでいます
そんな時が
一歩踏み出すチャンスです
 
 
 
家族を大切にしなさい
 
家族を大切にしなさいと聞くと、
 
肩車します、とか
 
家族サービスしますとか
 
奥さんに気を使います
 
手伝いしますとか
 
家事を分担してます
 
とか自信たっぷりにいう人がいます
 
そういう人は表面的です
 
だいたい、とても大切な判断をする時に
その場にいません
 
聞いて欲しいと思っている言葉を
聞いていません
 
得する知恵は教えますが、
本当に大切な事を伝えていません
 
アドバイスはしますが、
問題からは逃げています
 
感謝してるといいますが、
距離感が遠いです
 
お互いに話させる場所作りをしていません
 
冷静になって家族を見てください
誰か一人が我慢しています
 
家族を大切にできていない自分とは何者なんだろうか
と考えます
 
その人がいるから勇気が出てきて
 
家族を目の前にして
なんで堂々としていられないのかなと
考えてみてください
 
自分で答えを見つけてください
 
その時
自分の直感を信じることが出来るようになります
自分の挑戦も信じることが出来るようになります
自分の未来の可能性を信じることができます
 
 
今日もお読みいただき有難うございます
 
 
 

コピーライティングが平和のためにできること

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コピーライティングが平和のためにできること
 
ペンは剣よりも強しという言葉をご存知と思いますが、
ペンは非暴力を指すように考えられるのは実は誤解です。
ペンは権力を表します。
ですから、暴力は秩序だった力には及ばないという意味なのです
 
 
カントは1975年に著した恒久平和のためにの中でこう言っています
恒久平和を保証する要因の一つに、商業精神がある
 
経済の相互依存の進展は、世界システムに紛争をもたらすのか
それとも紛争を少なくする方向に働き、平和の可能性を高めるのか
18世紀19世紀で盛んになった議論です
一方で古くは君主制において重農主義重商主義が問われたときにも、
この議論にも萌芽が見られます。
面白いことに、その時は結論が逆だったんですね
重商主義が戦争を加速すると言われた時代と違うのは
その政体が民主共和制である点です。
 
商業精神は、戦争とは両立できないが、遅かれ早かれあらゆる民族を支配するようになるのは、
この商業精神である。
つまり国家権力の下にあるあらゆる力、手段の中で、
金力こそは最も信頼できる力であろうから
そこで諸国家は自分自身がもとより道徳性の動機によるのではないが、
高貴な平和を促進するように強いられ、
また世界のどこででも戦争が勃発する恐れがあるときには、
あたかもそのために恒久的な連合が結ばれているかのように、
調停によって戦争を防止するように強いられている、
と考えるのである。
 
今日の経済問題を一言で言えば、
商業の精神そのものが新たな商品として提示された
18世紀と19世紀の政体と
既に商業の精神が非教育的態度として誤認されている実情から生まれています。
 
民主政体を維持するためにどれだけの努力がされてきたのか
その鍵の概念として現れた商業の精神を語る上で大切なことは
「中庸の平等」を得ることです。
中庸の平等があって初めて政治的な徳が生まれます
政治的な徳とは共和政への愛であり
その共和政への愛とは民主制への愛であり
民主制への愛とは平等への愛であり、質素への愛のことである
産業資本主義へ移行した後、若しくはそれ以前の専制政治とは一線を画す議論です。

質素, 倹約, 節度, 労働, 賢明, 平穏, 秩序および規則の精神

では、コピーライティングは

そのようなノスタルジーへの調整機能として働くのかと言われれば

その答えでは面白くありません。

今日的テーマは、商業の精神ではなく

精神の商業と言えるでしょう。

今日の商行為がどれだけドラマチックに語られたとしても、

商業そのものに再び質素、倹約、節度、労働、賢明、平穏な、秩序、規則を読み込むことは

逆に専制的な力を強め、諸精神の混同を生むという

理解の道を示すことこそ

コピーライティングに求められていることだと

僕は考えています。

ではどうしたらいいのか

その答えはレジームという考え方にこそあります

https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z

今日もお読みいただきありがとうございます

 

 

ビジョン経営の先駆

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j・F・ケネディ大統領やビル・クリントン大統領にとって
日本で一番尊敬する政治家として名前が上がるのは
上杉鷹山さんです
 
確かに米沢藩の財政を立て直した有名人ではありますが、
アメリカの大統領が知っていた理由はどこにあるかというと
内村鑑三さんが著した代表的日本人という著作によってでした。
ジーザスとジャパンという二つのJの間に
自らの内向的思考を深めていた内村鑑三さんは
日本人としての自分と、キリスト教ととしての自分を見比べて
この両者を出会わせたのは何か、自分の使命は何かという問いにフォーカスしていきます。
日本人の生活信条の中には、キリスト教徒のそれに劣らないものがある
と示したかったところに、
上杉鷹山さんの藩政改革を国際社会に強く広める動機が生まれました。
 
 何人もの藤樹が私どもの教師であり、何人もの鷹山が私どもの封建領主であり、何人もの尊徳が私どもの農業指導者であり、また、何人もの西郷が私どもの政治家でありました。その人々により、召されてナザレの神の人にひれふす前の私が、形づくられていたのであります。
 
大きく評価できるところには、意識改革があります
竹俣当綱さんや莅戸善政さんを抜擢して
具体的に上杉鷹山さんが行った改革は
下級武士に荒れた土地を開墾させました。
当時は武士は農業に携わらないのが常識でしたが、自ら率先して
開墾しました。
 
稲作ばかりではなく、漆や楮、桑、紅花などの栽培を奨励したり
上杉謙信以来青苧にも再び着目。
山野、特に人家近くに生えるイラクサ科の多年草で、雑草扱いされていますが
 

江戸時代には最上川舟運で各地へ運ばれ、奈良晒や小千谷縮など、高級織物の糸として、

武士の裃や富裕階級の単衣などに使われていました。
指で紡いだ青苧の糸で織り、雪ざらしをして漂白する。
大規模な植林計画をして農民だけでなく藩士にも自宅の庭で作物を植えて育てることを命じました。

自分自身も城内で栽培します。育てることに留まらず、他藩から技術者を招きます。
藩士の家族も総動員させることで、武士の妻も老人も子供にも
漆の実からロウソクを、楮の皮を剥ぎ和紙を、紅花の花から染料を、桑の葉で蚕を飼い生糸を紡いで
絹織物を作ることを提案して、実施させました。
 
そして、かてものを発布しました
かてものとは、山野にある食べ物を見つけるための辞典です。
穀物と混ぜたりあるいはその代用品として食用に用いることができる
草木果実の80種類の特徴とその調理法について書かれています。
 
餓死する時って、栄養失調だけではなくて、野生の植物による中毒が多いです。
それによって脱水症状になったり。
そんな野草などの加工処理も大切な生きる智慧でした。
それから、備蓄や運用などの資源の使い方、ビジネス教科書のような知識書としての
役割も担っていました。
無い中で、どうやって積み立てるかなどです。興譲館
 
興譲館というフリースクールも作りました
武士だけではなく、政治家やビジネスマン、医師を生み出してきました。
 
身分に囚われずに、個々人に役割を与えて
資源の最大限の収益化を図った人として
意識改革の情熱はみなさんよくご存知と思います。
 
果たすために送られた使命の価値、によって自分の価値を知る
 
こういう思想は日本が日本を境界国としての小国にする
という世界における日本の役割を見てとっていた
内村鑑三さんと通じるものがありました。
 
天災、疫病、産業構造の変化、人口の伸び悩み、
幕府に命じられる土木工事や勤務外労働などの無茶ぶり
 
藩の予算の6倍ほどの借金を抱えていたのは
ひとり米沢藩だけではありませんでしたが、
 
困窮の原因には直江兼続さんたち先輩の主張などが
幕府から睨まれていたからとも言えます。
120万石から15万石にまで減っていたんですよね
 
 
しかし、上杉鷹山さんが普通の改革者と違うところは
そういう負の遺産を残した先輩を恨むのではなくて
もっと尊敬することによって改革をなしたところでした。
 
 
そのためには、幕府の御用商人との関係改善もしました。
 
普通なら、どうでしょう
合理化という言葉で改善します。
コストを増大させた先輩を批判して、
コストカットだとか言って、業績不振の部署を切り捨てることを選択します。
 
米沢藩はそもそも武士が多かったんです
そして、クビにしませんでした
藩がその分を背負っていたのです。
 
普通は武士を減らせば
というところから着手すると思います。
 
逆でした
領民の理解と下級武士の意識改革から
改革の火を移すというビジョン経営を行ったところです。
 
全員を生かそうとしました
 
これからの時代のビジョン経営を
世界における日本という視野で既に構想している人がいます。
 
 
 
今日もお読みいただきありがとうござます
J
・F・ケネディアメリカ大統領やビル・クリントン元大統領J・F・ケネディアメリカ大統領やビル・クリントン元大統領

どこでもベッド

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小さなお子さんを連れて
家族旅行や長距離移動する時
これは便利です
 
ジェットキッズ ベッドボックスです
 
仕方ないんです
飽きてくると、遊びたくなったり、
自分に気持ちのいい体制が取れないと
ぐずりますよね
 
周りに迷惑をかけ始めます
おっきな声を出し始めます
ねえー
と始まります
 
せっかくの旅行でも、
お父さんお母さんはまるで
覚えていません
その時その時で
どうやって子供を落ち着かせるか
そのことだけで
精一杯だからです
 
せっかくの旅行ですから
親の方も景色を楽しむ時間
とまではいかなくても
 
せめて落ち着いた時間が欲しいです
 
 
子供はいつでもどこでも
遊ぶ疲れたら
横になって休みたいものですよね
飛行機でも、新幹線の中でも
 
居心地が悪いというのは
慣れないんです
 
子供はとっても敏感ですから
正直に反応します
そして、一番困るのは
旅先で風邪をひいたり、
体調を崩してしまうことです
 
親の自分はともかく
こればかりは一番避けたい事態です
 
スーツケースの形から
3分とかからず広げられる簡易ベッドとして
子供にスヤスヤ寝てもらえるキットをご紹介します
 
子供用のおもちゃや気晴らしグッズを収納できます
 
開発者は旅行が大好きなパイロットでした
子供ができた後も、旅行は続けていました
旅行中、娘が疲れ切っているのにも関わらず、機内中に寝させるのが非常に困難なときが多くありました。どうにか娘が寝てくれたとしても、カラダの半分は娘の座席で、残りの半分は夫婦のいずれか一方の上に横たわっていました。
 

彼女が寝ている間は、数時間動くことができません。動けば彼女を起こしてしまいます。それは夫婦が望んでいることではありませんでした。そのため、座り続け、動かないようにするしかありませんでした…。

そのようなことが何度か続いている際に、BedBoxの発想が生まれました。

大人が座るための座席って

後ちょっとだけ

子供を寝かせる場所としては足りないんですよね

本当に、あとちょっとです。

製作者のChristina夫妻は、元航空技師だったこともあり

業界を知り、航空規制について熟知していることから、自分たちが直面した悩みを解決できると思っていました。

ただし、デザインについてはアドバイスが必要でした。

そのため、ノルウェーの優れたデザイン会社であるFrost Productと協力し、たくさんのテストなどの試行錯誤の結果、BedBoxが生まれました。

動画を見てもらいたいんですが

子供が乗れるライドオン機能って

とっても考えられてますよね

 

これでかなりの気晴らしになります。

なんで小さい子供は、やんちゃなんでしょうね

それは、僕たちがあまりに大人目線になってしまっているからですね

子供目線で作られた

大人のための便利グッズって素敵ですね

 https://www.xschool.is/JrA_Sales/?vid=ImoG6A7V3Z

今日もお読みいただきありがとうございます

サッカーに見る国際政治

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サッカーに見る国際政治入門
 
今日はブックレビューです
 
弱小国のくせに強国相手に無駄に騎士道精神を発揮するな
 
というニコロ・マキャベリさんの言葉があります
 
先日サッカーW杯で日本が対ポーランド戦、
2次予選進出のために安全策として採択したパス回し戦術
ありましたね
 
監督も不本意ながらと言っていましたが、
パス回しを10分ほど続ける指示を出したと
 
戦術について国内外から批判があるとか聞いています。
 
色々と皆さん考えがおありでしょうけれども、
 
同じものを見聞きしても、評価が別れてくるのは面白いと思いませんか?
 
よくまあ、色々な意見で盛り上がるなと思います。
とりわけ、自分と反対の意見を持っている人に対しては、
頑なだなと感じる方も多いでしょう。
 
腹のなかに住まわせている
その人の政治的見識というものが、出てくるんですね。
 
とりわけ、国際政治に関心のある方であれば
日本が置かれた弱小という立場と言葉に反応して
結果を出したという点と
戦術として評価できる
という評価を下している様に見えます。
 
二つの言葉でこれからの世界の変化と国際政治関係を
シンプルに捉えている本を紹介します。
 
「新しい中世」
 
 
という概念で
適切に将来を見通す人は
どの様に世界を見ているか
その秘密を教えます
 
一つ目の言葉は相互依存です
 
まず2つの関係性を見ています
 
1、国家間の関係
2、国家と非国家主体・ネットワークの関係
 
世界システム内の構成要素が単に相互依存的であるというだけではなくて
 
世界システム内のどの構成要素とどの構成要素が
どの様な問題領域において
どの様なパターンの相互依存関係を
どれだけ密接に持っているか
 
さえ理解すれば
 
いかなる面で
いかなる変化が起きているか
変化を起こす要因としてはいかなるものがあるかを検討することができます
経済でも軍事でも、適切な対策を考えられる人はそこを見ています。
 
軍事力をめぐる関係理論は
ケネス・ウォルツさん、ロバート・コヘインさん、ジョセフ・ナイさん
らが何十年にもわたって議論しました。
 
では、相互依存のどこに着目していると
経済が見える様になるか
それは、敏感性と脆弱性に着目します
 
相互依存的関係にあって、
敏感性とは影響されやすさです。
例えば、ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が下落したとしたら
東京市場日経平均も直ちに下落したとします。
その場合、東京株式市場のニューヨーク株式市場に対する依存の敏感性は高い
という言い方をします
 
脆弱性とはその様な影響されやすさによって生じた
数値の変動が起こした変化によって
影響されたその主体が
自律的に許容範囲まで立ち直れるかどうかを表します。
 
国家間の戦争も、経済も
この相互依存の敏感性と脆弱性でデーターを整理し直します。
 
国家と非国家主体
それから
非国家主体間の相互依存では
情報、通信、価値で相互依存が進みました
 
それが国家と非国家主体による相互依存関係よりも
より深く国家の相互依存を決定づけている点こそが
 
近代国家成立以前の中世に見られた状態によって
より説明がしやすい
情報、通信、価値の流動性と活発化とみるのです。
 
コミュニケーション1、0から3、0へ
という言い方もされてきました
国家から企業、個人のコミュニケーションですね

 

例えていうなら、
中世という言葉は

自由主義的民主制と
市場主義経済という
絶対的価値観に

再び押し込められた主体による
相互関係性を築く在り方です

そして、その押し込められた内部で
再び主導権を争うゲームです

それが今の国際政治です

 
 
相互依存という視点で
これからの軍事的緊張や経済的緊張を見ていくと
価値観はだいぶん変わってくることになります
 
例えば平和とか正義、戦争の意義が
相互依存的に決定することも意味します。
 
ジャック・ルソーさんは、
相互依存についてこういっています
 
ヨーロッパ諸民族が歴史的に結合してきたことによって
彼らの権利や利害はとてつもなく複雑に入り組んでしまった
諸民族はあまりに多くの点で互いに接触しているので
ある民族の本の少しの動きですら、他の全てに影響を与えるのである
彼らの間のつながりがあまりに密接であるため、
彼らの間の相違は、それだけ、致命的なものになるし
頻繁に起こる紛争は、内戦と同様に残虐なものとなるのだ
 
ルソーさんは民族という概念すら相互依存的になるとは
思っていなかった様なのですが、
彼の指摘の通り、相互依存は経済的均衡を平和的に主導するのと同程度に
戦争の主要な理由にもなります。
 
平和と戦争がどんどん近づく
 
市場では、日々新しい相互依存の形が
制度化されるくらいに常識化していきます。
 
そして、その相互依存の多様性の制度化を
自らの脆弱性として受け入れたくない感情
その温度差が
世界の国際社会では主要な3つの態度として現れてきます
 
2つ目の言葉
3つの圏域です
東西冷戦時には、
西側先進国を第一世界
東側共産主義諸国を第二世界
その他が第三世界と呼ばれました
 
だいたいその他というのは発展途上国でした。
 
でも、現実に合わなくなってきましたね
人口の数で言っても
国土面積で言っても
資源保有で言っても
 
逆説的ですが、第三世界
バイタリティーを十把一絡げには出来なくなってきたのが
冷戦終結に勝利した自由主義的民主制・市場経済というイデオロギー
によってもたらされた帰結であるとするならば、
 
このイデオロギー内部で世界を再編し直す見方が提案できると思います。
 
国内政治体制の自由主義的民主制の成熟度と安定度を横軸にとり
国家経済体制としての市場経済の成熟度と安定どを縦軸にとった場合
 
双方が高いスコアを持つ新しい相互依存的空間
つまり新しい中世の第一圏域
 
政治体制の成熟度と市場経済の成熟度の双方が
アンバランス、もしくは発展途上な
近代国家という第二圏域
 
そして自由主義的民主制と市場主義経済によって
国家の体をなさなくなる、混乱領域
第三圏域
 
に分類されます。
 
もう一度整理しますと
相互依存によって
様々な領域で自由度の競争が起こっている今
 
過去の問題は問題ではなくなって来ていると言えます
そして
過去では問題ではなかったことが問題になって来ています
 
 
日本人はすでに「新しい中世」的特徴を色国持った第一圏域に分類されます
 
しかし、日本周辺には、「近代」の特徴を以前としてギラギラさせた
「第二圏域」の諸国が存在します
 
日本人は「新しい中世」にいながら、「近代」と対決していかなければならない。
私たちは「近代」的国際政治を単に古いと言って済ますわけにはいきません
 
そして、第三圏域も無視や隔離はできません
 
 
 
日本では、国際政治に関する「近代」的な理解が今だに不十分では
色々な意味で命取りです
 
サッカーのワールドカップの場でも
何に備えるべきかが
実はそこに提示されているのです
 
 
今日もお読みいただき有難うございます

共同体意識を持つ人々の集団

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今日はxーjrコピーライターA級レベル第7話の宿題を実際にやって見る日です。
マーケティングのテクニックには
自分のビジョンを明らかにして、進化していくという仙人さんの持論が展開されました。
 
成熟をステージとして表した考え方はとても興味深いです。
 
ブリタニカ国際大辞典ではこう書かれています。
アメリカの R. L.ノーランが提唱した考え方で,企業の組織論から見た情報システムの発展段階説。
具体的には,成長のプロセスを創始→普及→統制統合構築→成熟の6つのステージに分けている。
自社の情報システムがどの段階にあるかを確認し,無理なく次のステージへと進めていこうというもの。
現在,日本の企業の 80%は統制 (コントロール) から統合 (インテグレーション) の段階にあり,
今後は情報システム全体の統合を図る次の段階──構築 (アーキテクチャー) に進むであろう。
これはアメリカに比べて5年ほど遅れているといわれる。
 
統合という考え方をするには成熟が不可欠です。
 
行動変容に必要な考え方とは
思考発達段階説を踏まえた認識論や世界観であるという深い理解から
ステップアップの理論が提案されました。
 
 
進化のための行動の維持には、行動の直後にあまり高い期待をしないようにする一方で、
自分の行動が、小さくとも効果があったことを実感させるような取り組みを用いることで、
維持のサイクルを促進させることが期待できます。
 
自らが起こした活動による幸福感は持続するのです
 
経済学者であるLoewensteinさんは、こう言います。
 
登山家は大変な思いをしつつ山に登り続けますが、そうすることで自己が存在することの感覚を高めるとしています。
そしてその活動の根底には、人々が自分の活動に意味を見出そうとする動機があると述べています。
登山家は、山に登ることに自分自身の存在価値や生きる意味を見出しています。
そしてひとつの山を征服した後は、別の山を目指します。
そして彼らはそのような人生に幸福感を感じるのです。
 
ここで重要なことは、その活動には自分自身が行う意味がある、
自分の存在には価値があると思えることではないでしょうか。
 
日本を含むアジアの国々では、西洋に比べると自分の意思で活動することに高い価値が置かれているわけではありません。
しかし、上記のように考えれば、誰かのために行動することも、
それを自分が行うことに意味があると思えば、幸福感を高める効果が期待できるのです。
 
社会の道徳が満足された状態を理想とする第6ステージを
幸福のモデルとできるまでのビジネスマンであることを
マーケティングの同意ポイントとして重要視されるところから
今回ステージ6の近くを養うことが
僕たちに期待されています。
 
今回はステージ6の本を10冊購入します。
1、ルドルフシュタイナー 7年期
2、エリクソン 青年の挑戦
3、アブラハム・マズロー 完全なる経営
5、デル・カーネギー こうすれば必ず人は動く
6、アール・ナイチンゲール 人間は自分が考えているような人間になる
7、スワミ・シバナンダ ヨーガと心の科学
8、マルティン・ゼール 幸福の形式に関する試論
9、ドミニク・シュナペール 市民の共同体
10、ヘイドン・ホワイト メタヒストリー 19世紀ヨーロッパにおける歴史的想像力
 
今日もお読みいただき有難うございます